茨城初のアウトレットが「廃墟モール化」したワケ
東洋経済オンライン / 2026年2月14日 7時35分
日本ショッピングセンター協会によると、25年11月4日時点で国内に32施設のアウトレットモール(物販のアウトレットが約10店舗以上)が存在する。そのうち14施設が三井不動産、10施設が三菱地所・サイモンのモールであり、2社で全体の4分の3を占めている。
だが、日本初のアウトレットモールはこの2社なく、ゼネコンの佐藤工業の子会社ディアライフが開発した「リズム」であった。
「リズム」は、1993年に埼玉県大井町(現・ふじみ野市)に誕生。オープン時のテナントは約20店舗で、98年には約45店舗となった。
三井不動産は、95年の「鶴見はなぽ〜とブロッサム」(その後、三井アウトレットパーク大阪鶴見に改称)を皮切りにアウトレットモール開発に参入。
三菱地所は、アメリカのアウトレットモールデベロッパーのチェルシー・プロパティ・グループらとともにチェルシージャパン(2013年に三菱地所・サイモンへ社名変更)を設立し、00年に「御殿場プレミアム・アウトレット」と「りんくうプレミアム・アウトレット」をオープンした。
アウトレットモール開発ブーム、そして大型化
1998〜2000年にかけてアウトレットモール開発ブームが巻き起こり、三井不動産の4施設、チェルシージャパンの2施設を含め、約20のアウトレットモールが誕生した。
この頃のアウトレットモールは規模が小さかった。「ガーデンウォーク幕張(現・三井アウトレットパーク幕張)」(2000年・56店舗)、「御殿場プレミアム・アウトレット」(2000年・92店舗)、「コスタモール二色の浜」(1999年・約55店舗)、「リバーサイドモール」(2000年・約70店舗)など、店舗数は2桁台であった。
その後アウトレットモールの開発はいったん落ち着いたが、08年頃から再び勢いを増し、三井不動産とチェルシージャパンの2社が100店舗を超える大型アウトレットモールを新設していく。
「三井アウトレットパーク入間」(2008年・204店舗)、「あみプレミアム・アウトレット」(2009年・104店舗)などだ。
2社のモール以外にも、「那須ガーデンアウトレット」(2008年・111店舗)やイオンの「レイクタウンアウトレット」(2011年・141店舗)もオープンした。
三井不動産とチェルシージャパンは、アウトレットモールを新設すると同時に既存施設の増床を繰り返し、アウトレットモールはさらに巨大化していく。
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