首都圏の地下 長いトンネルのシールドマシン9か月ぶり始動! 最急カーブを克服
乗りものニュース / 2024年4月14日 10時42分
リニア中央新幹線の、品川を出たあたりです。
スキンプレートが一部変形
JR東海は、リニア中央新幹線の品川駅~神奈川県駅(仮称)間に設ける第一首都圏トンネル(北品川工区)について、2024年4月8日(月)にシールドマシンによる掘進を再開しました。同工区では2023年7月より、北品川非常口から124m進んだ山手通り付近の地下でシールドマシンの点検を行っていたため、掘進が中断していました。
トンネルは品川駅を出ると半径900mのカーブとなりますが、これは品川~名古屋間のリニア中央新幹線本線においては最も急だといいます。カーブを進んだシールドマシンは、スキンプレートと呼ばれる鋼製の筒の背面に掘削土が詰まったために一部変形し、その内部で構築される鉄筋コンクリート製の円形の壁が、組み立てづらくなっていました。
専門家を交えた原因の調査とスキンプレートの形状復元作業、ならびにすでに構築されたトンネルに異常がないことを確認し、約9か月ぶりにシールドマシンが稼働したというわけです。なお再発防止策としてJR東海は、カーブ区間の掘進に際して曲線外側の余掘り空間を拡大するほか、スキンプレートと構築された壁との位置関係やそれぞれの形状を計測・確認するとしています。
第一首都圏トンネルの全長は約37km。うち北品川工区は北品川非常口~等々力非常口間の約8.2kmであり、トンネルはJR東日本の東京総合車両センターの地下あたりから、ほぼ直線となります。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
リニア中央新幹線「失敗すれば国民負担の可能性も……あらためて必要性の国民的議論を」石川和男が指摘
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年5月5日 11時40分
-
「2027年の開業を断念」遅々として進まないリニア問題。静岡県知事だけではない「責任の所在」
日刊SPA! / 2024年4月23日 8時51分
-
2番目に長いトンネルで掘進開始! リニア中央新幹線 同日には“反対側”も再開
乗りものニュース / 2024年4月21日 15時42分
-
リニア開業延期はだれの責任なのか…周辺自治体が「川勝知事の突然の辞任」に怒りを隠さない理由
プレジデントオンライン / 2024年4月20日 9時15分
-
リニアが前進しないのは川勝知事のせいではない…ニーズは消え時代に取り残された"リニア建設"の行方
プレジデントオンライン / 2024年4月12日 10時15分
ランキング
-
1物価の優等生『もやし』生産者はようやく少しずつ値上げ…しかし消費減で悲鳴「このままでは生産者がみんな廃業してしまう」
MBSニュース / 2024年5月8日 19時18分
-
2損保大手、火災保険料引き上げ=10月に10%、災害激甚化で
時事通信 / 2024年5月8日 17時54分
-
3トヨタの営業利益5兆3529億円、日本企業で過去最高…最終利益も倍増し初の4兆円超
読売新聞 / 2024年5月8日 14時25分
-
4「コカ・コーラ」や「ジョージア」…141品を20円値上げへ 10月出荷分から
日テレNEWS NNN / 2024年5月8日 19時30分
-
5「次を決めずに辞めてもいい」実は英断な“あえて無職”=「キャリアブレイク」の活用を経験者に聞く
オールアバウト / 2024年5月8日 21時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください