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GWも“一部除き”ほぼ空いてる!? 「北関東道」はどれほど使えるのか 実は“首都圏まるごと回避ルート”にも

乗りものニュース / 2024年5月2日 12時12分

北関東道の栃木・群馬県境付近(ドライブレコーダー)。

ゴールデンウイークの首都圏では、環状道路である外環道も圏央道も随所で混雑が予想されています。そうしたなかで空いている傾向があるのが、「北関東道」です。迂回ルートに組み込む手はあるのでしょうか。

「一部区間だけ」注意すれば空いている北関東道

 ゴールデンウイークの首都圏では、外環道や圏央道も随所で10km以上の渋滞が予測されています。そうしたなか、一部区間を除いて比較的空いている傾向があるのが、2つの環状道路の外側で常磐道・東北道・関越道をつなぐ「北関東道」です。

 北関東道はこの時期、茨城県にある国営ひたち海浜公園のネモフィラの花が見ごろになるため、その行楽客で常磐道以東(友部JCT以東)の区間は激しい渋滞が予測されています。しかし、常磐道―東北道―関越道のラインでは、2024年GWも10km以上の渋滞は予測されていません。

 圏央道は東京都心からおよそ50km圏を結びますが、北関東道が結ぶ水戸(茨城)・宇都宮(栃木)・高崎(群馬)といった都市は、おおよそ100km圏です。当然ながら常磐道―東北道―関越道相互間の距離も長く、全線乗り通すと135km(高崎JCT~水戸南IC)に及びます。ただ、暫定2車線区間の多い圏央道と比べ、北関東道は全線4車線、かつ法令上も「高速自動車国道」のため、高規格で走りやすいのが特徴です。

 特に迂回が視野に入ってくるのが、関越道と東北道のあいだです。関越道の高崎ICから東北道(外環道)川口JCTまで、「外環道」「圏央道」「北関東道」を経由した場合の違いは次の通り。

・関越道ルート:高崎IC→(関越道)→大泉JCT→(外環道)→川口JCT…97km、普通車3770円
・圏央道ルート:高崎IC→(関越道)→鶴ヶ島JCT→(圏央道)→久喜白岡JCT→(東北道)→川口JCT…97km、普通車3420円
・北関東道ルート:高崎IC→(北関東道)→岩舟JCT→(東北道)→川口JCT…116km、普通車3420円

 外環道や圏央道経由との距離の差は20km弱です。東北道や関越道の主要渋滞ポイントは、いずれも圏央道と北関東道のあいだにありますが、渋滞の発生時間や状況は異なってきます。NEXCO東日本によると、2019年お盆には、関越道ルートと比べ約25分短縮となったケースもあり、このときは最大70%の人が、北関東道ルートに転換したそうです。

首都圏まるまる回避!広域迂回ルートに組み込める北関東道

 さらに、東北地方や北関東と中京圏を行き来する広域ルートの場合、北関東道を組み込み、首都圏をまるまる回避するというルートも知られています。

 それは、2022年まで有料道路だった長野県の「新和田トンネル」を経由するもの。上信越道の東部湯の丸IC(長野県東御市)から一般道を南下、新和田トンネル・国道142号バイパスを経由し長野道の岡谷ICに直結し、そこから中央道経由で名古屋へ抜けるルートです。

 このルートは北関東ー名古屋の最短ルートとして知られています。高崎ICから東京都心経由・東名経由で名古屋ICへ向かう場合よりも、80km近く距離を短縮でき、約330kmで移動できます。宇都宮ICからでも、このルートの方が30km以上短くなります。

 一般道を走る区間が長いため、通常は首都圏の高速道路経由より若干時間はかかりますが、主要な渋滞区間をほぼ完全にスルーできます。東北地方から東北道で南下する場合だけでなく、常磐道からでも、長野方面への迂回メリットは多客期こそ大きいと思われます。

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