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スペイン戦闘機が日本に来る~!! 独仏と一緒に3か国合同の一大部隊! 別行動の予定も

乗りものニュース / 2024年4月28日 18時12分

スペイン航空宇宙軍のユーロファイター戦闘機(画像:スペイン航空宇宙軍)。

受け入れる自衛隊基地はどこなのか気になります。

戦闘機だけでなく輸送機や空中給油機も

 スペイン航空宇宙軍は2024年4月23日、同国空軍の戦闘機部隊を日本を含むインド太平洋地域へ派遣すると発表しました。

 これは、ドイツとフランス、そしてスペインの3か国共同で実施されるもので、「パシフィック・スカイズ24」と呼ばれる実動展開訓練になります。

 実施の目的は3か国での共同展開能力を実証し、世界のあらゆる場所に対して強力な部隊を展開・運用できるようにするためで、時期は6月26日から8月15日までを予定。フランス国境に近いドイツ西部ケルンにある同国空軍基地を起点とし、インド南東部のスールール基地を終点に計画しているそうです。
 
 なお、本期間中には、北米アラスカで行われる「アークティックディフェンダー」、オーストラリアで開催される「ピッチブラック」、インドで実施する「タランシャクティ1」などといった各地での共同演習に参加するほか、日本、フィリピン、マレーシアなど一部の国で補給や整備などを含めた各種兵站活動を実施するとしています。
 
 なお、スペイン航空宇宙軍からはユーロファイター戦闘機6機、A400M輸送機2機、A330輸送機1機の計9機が参加します。一方、ドイツからはユーロファイター戦闘機8機、「トーネード」戦闘攻撃機12機、A400M輸送機4機、H145M特殊作戦ヘリコプター4機が、フランスからは「ラファール」戦闘機4機、A400M輸送機3機、A330MRTT空中給油・輸送機3機が、それぞれ参加。さらにEU(欧州連合)として共同運用しているA330MRTT空中給油・輸送機も4機参加する予定です。

 最初に参加するのは、アラスカでの「アークティックディフェンダー」になるため、西回りで各国を巡るとのこと。大西洋を横断してカナダ経由でアラスカ入りし、そこで訓練を行ったのち、北太平洋を横断して日本には7月中旬に来る予定です。

 ちなみに、その後ドイツおよびフランスの部隊はハワイで行われる「リムパック」に参加する予定ですが、スペイン航空宇宙軍が発表したスケジュールには「リムパック」は含まれていないため、3か国で来日するものの、そこについては別行動となる模様です。

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