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ANAハワイ線、歴史的円安でも「過去最多予約」なぜ達成? 「ハワイ旅行の仕方」変わるかも

乗りものニュース / 2024年4月27日 10時12分

ホノルルに到着したANA「フライングホヌ」3号機(乗りものニュース編集部撮影)。

024年のゴールデンウィーク、ANAのホノルル線が「過去最多の予約数」を獲得したと発表。歴史的円安にも関わらず、なぜ同社はここまで多くの予約数を獲得できたのでしょうか。

超巨大機投入が主要因?

 2024年のゴールデンウィーク(GW)、ANA(全日空)のハワイ・ホノルル線が「過去最多の予約数」を獲得したと発表されました。しかし2024年4月現在、日本人旅行者を悩ませているのが、1ドル155円を超え、「歴史的」とも報じられる円安です。この状況下にも関わらず、なぜ同社はここまで多くの予約数を獲得できたのでしょうか。

 同社によると、もっとも大きな要因は供給量が大幅にアップしたことといいます。

 成田~ホノルル線では総2階建てで、520席が設置された超大型旅客機、エアバスA380「フライングホヌ」を1日2便体制で投入。羽田~ホノルル線で投入されることの多い、ボーイング787-9の246席仕様機と比べ、倍以上のキャパシティを持つ超大型旅客機が、1日2便行き交うようになったというわけです。

 なお、ANAのA380は2019年5月24日、つまりゴールデンウィーク後に就航。その後2020年に新型コロナウイルス感染拡大が始まってしまったため、2024年が初めてA380がフル稼働し、かつ「コロナ禍から脱したノーマル」なゴールデンウィークとなります。

 また、同社の矢澤潤子常務によると、「海外旅行はハワイに行きたいというお客様が多かった」とのこと。また、円安の状況下でも旅の過ごし方を工夫する海外旅行者が多くなっていると話します。

 これまでのハワイ旅行のように、食事は外食で有料のアクティビティを楽しむのではなく、食事面は費用がかからないように工夫しながらも、ハワイの自然を楽しむことを主眼に置くなどの過ごし方がこれにあたるでしょう。

 しかし過去最多とはなっているものの、非常に多い座席供給量から見ると、ゴールデンウィーク期間も全便で混雑しているというわけではなさそうです。これは逆に、ANA便の場合は、たとえば日頃コツコツ同社のマイレージを貯め、ゴールデンウィークにそれを用いてハワイに行く、という使い方がしやすくなっているといえるかもしれません。

 超巨大機の出現によって実現したと見られる「ANAハワイ便の過去最多予約」。これは旅行者にとっては、新たなハワイの行き方を検討する要素になる可能性を秘めています。

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