東京の住宅街「目白台のトンネル」いよいよ工事着手なるか 未完の“環状道路”ブツ切り解消&拡幅が進行
乗りものニュース / 2024年5月29日 8時12分
まるで「早稲田-護国寺ワープ」。
環状4号線 バリバリ工事進む!
東京都第六建設事務所が2024年5月、今年度の事業概要を更新。整備中の「環状4号線(目白台)」について、いよいよトンネル工事着手に向けて調整を進めるとしています。
環状4号線はその名の通り、東京の都市計画道路のなかで、皇居を囲む内堀通り(環1)から数えて外側へ4番目の環状道路で、「外苑西通り」(港区-新宿区)や「不忍通り」(文京区-台東区)、「明治通り」(荒川区-墨田区)、「丸八通り」(墨田区-江東区)などが該当します。
現在は外苑西通り(白金台)から東へ、品川駅付近のJR線を越えて旧海岸通りまでの延伸事業も進んでいますが、既存区間も所々で未開通部、未整備箇所があり、複数の区間で整備事業が進められています。
そのなかでも、神田川沿いの低地を通る新目白通りから、山の上の不忍通りまでをつなぐのが「目白台」区間775mです。ここは神田川の橋、小学校の下をくぐるトンネル、さらに掘割などで構成されます。計画幅員は最大35m。用地取得率は99%まで達しています。
もう一つの未開通部が、2018年から工事が始まっている新宿区内の「富久町」区間330mです。隣接する「河田町」区間が2022年5月に開通しており、富久町区間ができれば、長らく現道がなかった靖国通りー抜弁天通りの南北軸が全通します。
このほか、環状4号線にあたる夏目坂通り(若松町-早稲田)、不忍通り(本駒込)、明治通り(荒川区常磐線ガード付近ならびに墨田区八広付近)でも、拡幅事業が実施されています。
前出したJR品川駅付近の延伸事業は、東京メトロ南北線の「品川延伸」(白金高輪-品川)ルートにも重なる大事業となりますが、用地買収はまだまだ進んでいません。それより先に、既存区間の環状道路としての機能強化が進むかもしれません。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
道路計画に墓地がジャマ…それでも「アクロバティック道路開通」させた場所が都内にある!? 移転無しに「爆速完成」実現した「ウルトラC」な方法とは!?
くるまのニュース / 2024年6月14日 7時40分
-
目黒~中野の直結道路「最後の区間」どうなった? 壮大な「環6.5」全通へ大前進! 小田急の駅前に新たな”大通り”誕生中
くるまのニュース / 2024年6月13日 7時40分
-
夢の「白金台ー品川」ぶち抜き! JR線を一気に跨ぐ新道路の“着地点”大変貌へ! 下には地下鉄も
乗りものニュース / 2024年5月31日 8時12分
-
都心の「環1」拡幅工事が開始へ! 戦後の計画”最後の仕上げ”になる!?「武道館の大混雑」解消へ「内堀通り」大改修スタート
くるまのニュース / 2024年5月24日 16時40分
-
埼玉南部の東西軸「完全4車線化」もうすぐ!? 「草加三郷線」拡幅工事の現状は ブツ切れ区間も解消!「足立区直結」の野望も!?
くるまのニュース / 2024年5月23日 16時40分
ランキング
-
1円安によって多くの日本人は再び豊かになる 今の円安に対して過剰に反応してはいけない
東洋経済オンライン / 2024年6月21日 9時30分
-
2認証不正問題、本当に悪いのは国交省とトヨタのどちらなのか…欧米で使われる「アンフェア」の本当の意味
プレジデントオンライン / 2024年6月21日 16時15分
-
3農林中央金庫、巨額赤字を謝罪 総代会で、農家影響「想定せず」
共同通信 / 2024年6月21日 12時42分
-
4不当な減額、発注元800社=建設や自動車など―経産省の下請け調査
時事通信 / 2024年6月21日 19時31分
-
5ついにLINEペイも撤退、瓦解するLINEの金融事業 LINEが描いてきた「経済圏」は画餅に終わるか
東洋経済オンライン / 2024年6月21日 8時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)