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「リアルな天岩戸開き」 熊本‐宮崎直結の「九州中央道」でトンネル貫通! クネクネ区間に快適道路

乗りものニュース / 2025年1月15日 7時42分

童里トンネル(仮称)の貫通式の様子(画像:国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所)。

九州を東西に結ぶ高規格道路の建設が進んでいます。

童里トンネルが貫通

 九州中央道の童里トンネル(わらべのさと―、仮称)が2025年1月8日、貫通しました。九州を東西に結ぶ高規格道路の建設が進んでいます。

 九州中央道は、九州道の嘉島JCT(熊本県嘉島町)と東九州道の延岡JCT/IC(宮崎県延岡市)を東西に結ぶ全長約95kmの道路です。

 現在は、熊本側で嘉島JCT~山都通潤橋IC間23.0km、宮崎側で雲海橋~平底間(高千穂日之影道路)5.1kmと、蔵田~延岡JCT/IC間(北方延岡道路)13.1kmの合わせて3区間が開通しています。

 今回、貫通した童里トンネルは長さ491mで、宮崎県高千穂町に位置します。国土交通省九州地方整備局の延岡河川国道事務所によると、8日、関係者約140人が見守る中で最後の掘削作業が行われ、向こうから明かりが差し込むと拍手が沸き起こりました。貫通式では、「高千穂のリアルな天岩戸開き」と関係者から喜びの声が上がったといいます。

 この童里トンネルを含む五ヶ瀬高千穂道路は、2018年度に新規事業化されました。2車線・設計速度80km/hの自動車専用道路として整備され、宮崎県の五ヶ瀬町と高千穂町を9.2kmで結びます。開通すれば、山道の国道218号に代わる走りやすいバイパスとなります。

 延岡河川国道事務所は、五ヶ瀬高千穂道路の整備効果として、災害に強い高速道路網の形成、救急搬送時間の短縮、周遊ルート形成による観光振興を挙げています。

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