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ロッキード・マーチン、防衛省に最新鋭の“千里眼レーダー”を納入 海自「空前絶後の巨艦」に搭載予定

乗りものニュース / 2025年1月17日 8時42分

イージス・システム搭載艦の完成イメージ(画像:ロッキード・マーチン)。

試験完了後にはいよいよ…!

2025年中にはさらに納入の予定

 アメリカの大手防衛関連企業であるロッキード・マーチン社は2025年1月16日、海上自衛隊で運用予定である「イージス・システム搭載艦(ASEV)」用の艦載レーダー「SPY-7(V)1」のレーダーアンテナ第1面が、防衛省に納入されたと発表しました。

 SPY-7は、同社が製造する最新鋭のレーダーです。アメリカ本土に配置されている弾道ミサイル探知用の「長距離識別レーダー(LRDR)」をベースに開発されました。防衛省はイージス・システム搭載艦を2隻建造するとしており、合計8面のアンテナが納入される予定です。

 今回納入されたSPY-7のレーダーアンテナは、アメリカのニュージャージ州にあるロッキード・マーチン社モーレスタウン工場の、生産試験センター(PTC-2)と呼ばれる施設で試験が実施されます。これは、レーダーの性能を事前に確認するとともに、実際にイージス・システムとの連接を行うことで、実際に艦艇に搭載する前に問題を洗い出すことを目的としています。

 最終的には、イージス・システム搭載艦1隻分(4面)のレーダーアンテナをPTC-2に設置し、実艦に搭載された状態と全く同じ形での試験を実施したうえで、梱包され日本に向けた輸送が開始されます。

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