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「かが」に“カタパルト”が付く可能性!? 省スペースでも済む運用可能な無人機発射システム ついに発表される

乗りものニュース / 2025年1月20日 16時12分

F-35Bの運用能力を持つように改修された後のいずも型護衛艦「かが」(画像:海上自衛隊)。

小規模なリニアカタパルトを設置か?

空母や揚陸艦のほかに駆逐艦へも対応

 2025年1月17日、ゼネラル・アトミックス(GA)が米英海軍や日本の海上自衛隊などに向けた無人機発射システムを発表しました。

 このシステムは、海上での無人機の運用サポートするための取り組みの一環であり、空母や強襲揚陸艦のみならず、駆逐艦や遠征型海上基地などでの無人機の運用も想定しています。

 発射システムは電磁式(リニア)カタパルトになるようでGAとして想定されている艦艇にはクイーン・エリザベス級航空母艦、45型駆逐艦などのイギリス艦艇のほかに、日本のいずも型護衛艦への設置構想もあるようです。

 現在GAが公開している画像では、クイーン・エリザベス級と思われる空母の甲板から、カタパルトを利用して空母艦載用の無人機である「ガンビット5」が飛び立とうとする様子などが確認することができます。

 GAによると、無人機発射システムは従来の有人機カタパルトよりも、かなり小規模で最小限のスペースで済むとしており、その面積は小型のドローンを打ち出す場合ですと約1.2m×0.6mとなるそうです。

 クイーン・エリザベス級やいずも型は戦闘機であるF-35Bの運用能力は有していますが、有人機用のカタパルトがないためE-2Dなどの固定翼タイプの早期警戒機が運用できない状態です。将来的には無人機にその役割を与えることで、より拡張性の高い運用が行える可能性があります。

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