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「今回は女性のキャラクターが考えていることもきちんと描かれています」「SHOGUN 将軍」アンナ・サワイ【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年2月26日 10時54分

-今回は初の戦国ドラマでしかもハリウッドでの製作でした。せりふはもちろん、着物の着付けや所作なども大変だったと思いますが。

 全てゼロから学ぶ感じだったので難しかったです。おっしゃるように、着付け、歩き方、座り方、立ち方を全て学ばなければなりませんでしたし、書道や乗馬も初めてだったので大変でした。撮影現場はとても緊張感があったし、きちんとしなければというプレッシャーもありました。鞠子が背負っているものがとても重かったので、自分の全てを注ぎ込んでいるイメージでした。

-演じる上で心掛けたことはありましたか。

 何かを心掛けるというよりも、衣装を着た瞬間に鞠子になって、自分ではなくなる感じがしました。常に気が張っていたと思います。あとは撮影期間が10カ月もあったので、役を背負っているのが長くなればなるほど、切り離せなくなっていって、自然にできた部分はあったと思います。気を付けた点は、見た目ではなく、彼女は今どういう状況にいるのかと内面から考えた方が、役と向き合える気がしました。例えば、夫の文太郎さん(阿部進之介)と一緒にいる時は、彼に心を許していないから、ちょっと氷のように見えたりとか…。そういう意識はしました。

-アンナさんにとって、プロデューサー兼主演の真田広之さんの存在はどういうものでしたか。

 お会いする前は、時代劇はすごく厳しいと思っていたので、怖いイメージがありました。でも、実際にお会いしてみたらとてもフランクな方で、「何でも聞いてくれていいよ」という感じで、すごく優しいんです。相手役が真田さんでなかったら、多分、鞠子を演じ切れなかったと思うぐらい、全ての面で助けていただきました。私がちょっとやりにくいと思うことがあったら、「じゃあこうしてみたら」と、女性の動きも含めてサジェスチョンしてくださいました。

 あとは、普通主演をしていたら、お休みの日は現場には来ないと思うんですけど、出番のないシーンでも必ず現場にいらして、モニターで全てをチェックして、少しでもおかしなところがあったらスタッフに直すように言ってくださいました。また、アクションのトレーニングを皆でしていたら、まさか来てくださるとは思ってなかったのに、普通に入っていらして、「ちょっとこうしてみたら」みたいな感じで、アドバイスを頂きました。そこには、作品をもっと良くするためにというパッションがあるんですね。本当にいろいろなことを学ばせていただきました。

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