【週末映画コラム】音と映像の迫力に圧倒されて疲れを覚えるほど『DUNE/デューン 砂の惑星PART2』/劇場未公開の3作品を公開『私ときどきレッサーパンダ』ほか
エンタメOVO / 2024年3月15日 10時0分
『DUNE/デューン 砂の惑星PART2』(3月15日公開)
その惑星を制する者が全宇宙を制するまでといわれる「砂の惑星デューン」で繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により、一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポール(ティモシー・シャラメ)が反撃に転じる。
ポールは、砂漠の民フレメンのチャニ(ゼンデイヤ)と心を通わせながら、救世主として民を率いていくが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)が、デューンの新たな支配者として送り込まれてくる。
『メッセージ』(16)『ブレードランナー2049』(17)のドゥニ・ヴィルヌーブ監督が、フランク・ハーバートのSF小説を映画化し、アカデミー賞の6部門で受賞したSFアドベンチャー大作『DUNE デューン 砂の惑星』(21)の続編。ジョシュ・ブローリン、レベッカ・ファーガソンら前作のキャストに加え、バトラー、フローレンス・ピュー、レア・セドゥらが新たに参加した。
前作を見た時に「砂漠の景観などのビジュアルの素晴らしさ、独特の質感や色使い、ハンス・ジマーの音楽、地響きがするような音響効果が相まった世界に圧倒される。コロナ禍の影響もあり、小粒で渋い映画が目立つ中、久しぶりに映画館で見ることが必須だと感じられる映画が登場したと言っても過言ではない」と書いた。
ところが、今回はそれ以上にすごかった。音と映像の迫力に圧倒されて疲れを覚えたほど。気力、体力が充実しているときにもう一度見てみなくてはと思わされた。
原作が影響を与え、この2作が大きく影響を受けている「スター・ウォーズ」シリーズの旧3部作『スター・ウォーズ /新たなる希望 (エピソード4)』(77)『スター・ウォーズ/帝国の逆襲 (エピソード5)』(80)『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還 (エピソード6)』(83)に例えれば、今回の映画は比較的渋い『~帝国の逆襲』に当たるが、終章への壮大な“つなぎ”ということもできる。
そして、成長著しいシャラメが、あたかもシェークスピア劇をほうふつとさせるような力演を見せ、『エルヴィス』(22)でプレスリーを演じたバトラーが、ここでは強烈な敵役を演じているのも見どころ。
『ブレードランナー 2049』公開時にインタビューをした時は、まだ初々しかったヴィルヌーブ監督が、こんな超大作を続けて手掛けるようになったことに驚くばかり。一体、第3部はどうなるのか…。
-
-
- 1
- 2
-
この記事に関連するニュース
-
成田悠輔氏、映像ソフトの生き残り策を提案 樋口真嗣監督と対談
ORICON NEWS / 2024年7月3日 21時42分
-
さや香、4月に大阪から東京進出 給料事情明かす「最高月収を更新しました」
モデルプレス / 2024年7月2日 13時24分
-
ドゥニ・ビルヌーブ新作が26年12月公開へ 「デューン」完結編か?
映画.com / 2024年7月1日 11時30分
-
『ゴジラxコング』続編、2027年3月26日全米公開決定!
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月1日 10時34分
-
『インサイド・ヘッド2』興収240億円超で首位デビュー!今年最高の出足【全米ボックスオフィス考】
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月17日 13時55分
ランキング
-
1『イッテQ』いとうあさこ、スタッフに「絶対触らないで」 とっさの“気遣い”が反響呼ぶ
Sirabee / 2024年7月2日 12時45分
-
2注目の『ブラックペアン2』『海のはじまり』は何位?データから見る夏ドラマ「期待度」ランキング
女子SPA! / 2024年7月3日 8時46分
-
3“珍客”に太ももをかまれた米女性シンガーも…公演中に相次ぐハプニング
女子SPA! / 2024年7月3日 8時44分
-
4「弱さを盾にした“強い者いじめ”」粗品のキムタク・宮迫への“口撃”と有吉の“あだ名”の決定的な違い
週刊女性PRIME / 2024年7月3日 10時0分
-
5泉ピン子“喝”入れても感謝してくれる上戸彩が唯一の救いか…渡鬼ファミリーから“総スカン”の中
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月3日 9時26分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)