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ウエンツ瑛士「お芝居の力をまざまざと見せつけられている」 現代社会に問いかける物語「オーランド」で届ける演劇の魅力【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年6月28日 12時0分

 ないですね。全く考えたことないかも。(パブリックイメージを持たれることで)嫌なことを言われたこともないので。僕は、自分が話したことに対しては、全て責任を取るつもりでいるんですよ。例えば「あれは良くなかった」と感じる方がいても、「それも自分だ」と受け止めているつもりです。

-みんながこれを求めているから、こうしようということもない?

 視聴者の方がということであれば、ないですね。もちろん、番組作りの歯車の一つとして求められていることがあるのであれば、それはいくらでもしますよ。とはいえ、例えば、表面的に悪口を言ってみせても、本当はこの人はいい人なんだなと感じることってあるじゃないですか。それはやはり、作られたものではなく、本質を皆さんが感じるからだと思います。なので、きっと皆さんが僕を見て感じるイメージは正しいんだと思います。

-本作は「青年貴族のオーランドがある夜から眠り続け、7日目に目を覚ますと、艶やかな女性に変身していた」というストーリーですが、もし、ウエンツさんが目が覚めたら女性になっていたとしたら?

 体だけが女性になっているのだとしたら、まずは女性になる練習をしますね。38年染み付いてきた、今の僕としての振る舞いをいかに変えるか。

-女性になったことを受け入れて生きていく?

 受け入れるも何もすでに体が変わっていたら、もうやるしかない(笑)。周りの人に「体が変わっちゃったんです」って話して、練習すると思います。僕の性格的に、「今まで通りいきます」はできない気がする。まずは、女性として生きていく腹づもりを決めるかな。そうしたら「グラビアからやりましょう」とか言われるのかな? 女性のタレントさんを売り出す方針として、最初はグラビアからみたいな流れがあるじゃないですか。あれは別に女性であることを売り物にするというわけではなく、まず認知を広めるためにつかみやすい仕事をするという意味なんだと思います。だから、まずはそこからになるのかな。自分の売りはなんだろうと考えるところからスタートです(笑)。この作品をやっているとそうやって冷静に考えてしまいますね(笑)。

-最後に改めて公演への意気込みと、読者に一言メッセージをお願いします。

 シンプルなセットの中で繰り広げられるこの作品は、役者の美しさと、表現のお手伝いをしてくださるスタッフさんの力が舞台上に結集しているので、豊潤な2時間半を過ごしていただけるのではないかと思います。今回、U‐18、U‐35という若い方に向けたチケットも発売されています。こうしたチャンスはなかなかないと思うので、ぜひこのすばらしい舞台を見にきていただきたいと思います。

(取材・文:嶋田真己/写真:小宮山あきの)

 PARCO PRODUCE 2024「オーランド」は、6月29日~30日に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホール、7月5日~28日に都内・PARCO劇場ほか、愛知、兵庫、福岡で上演。


PARCO PRODUCE 2024「オーランド」

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