1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「感情たちが活躍して自分の力で乗り越えるところが面白い」「誰もが一度は歩んできた道を表現しているのがすごい」『インサイド・ヘッド2』大竹しのぶ、多部未華子【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年8月5日 8時0分

-大竹さんから見たシンパイ役の多部さん、多部さんから見たカナシミ役の大竹さんのそれぞれの印象について聞かせてください。

大竹 多部ちゃんの声は、舞台でもとてもはっきりしていて、他の人にはない声を持っていると思います。今回のシンパイ役もぴったりな感じでした。せりふのスピード、活舌、全てにおいてパーフェクトです! 私は声優ではないので、声優さんたちは本当にすごいなといつも思います。声だけでやるというのは本当に難しい。今回のヨロコビの役は、小清水亜美さんが担当されたのですが、新たなヨロコビが誕生した感じがしました。みんな素晴らしいです。

多部 この映画のメインはヨロコビですが、カナシミとシンパイが話す場面も多かったので、大竹さんと声だけでもご一緒できて、同じ作品に声を乗せることができてうれしかったです。カナシミは特徴のある声ですが、大竹さんっぽくないところがすごくいいと思いました。

-今回は主人公ライリーの思春期における複雑な感情が描かれていましたが、どう感じましたか。

大竹 やっぱり感情が増えた分、複雑になってきているということと、友人関係がうまくいかなくなったことも含めて、家族愛で乗り越えるだけではなく、感情たちが活躍して、つまり自分の力で乗り越えるところが面白い。「大きくなるとヨロコビが少なくなる」というせりふなど、グサっとくるものがたくさんあって、やっぱり大人になっていく過程でこうした感情というのは誰にでもあるわけだし。本当によくできているストーリーだなぁ。

多部 学校生活で、ライリーが先輩たちの前でかっこをつけてみたり、ちょっと気取ってみたりするのはすごくよく分かるなって。本当にいろんな感情が入り交じっていて、共感できることばかりで、誰もが一度は歩んできた道を表現しているのがすごいなと思いました。

-今回それぞれが演じたキャラクターについてどう思ったのかということと、完成作を見た印象を。

大竹 カナシミはライリーがつらい思いをしたり、苦しい思いをしていると、悲しくて涙が出てきちゃうから、やっぱりカナシミはライリーが幸せになるために存在するんだということが分かって、カナシミも絶対に必要なんだなと思いました。出来上がった作品については、前作も好きでしたけど、今回の方がもっと深くなっている感じがして、もっともっと好きになりました。

多部 初めに、「シンパイは1人で突っ走って、引っかき回す。皆と協力し合うという感情ではないので、共感しながら声を入れることが難しいかもしれない」と言われました。確かに、シンパイは悪者っぽく見えた方がいいのかなと思う半面、やっぱりそれはライリーのことを思って、愛があるから心配して先回りして守ろうとするという面もあるので、そこがすごく難しかったです。でも、見れば見るほど愛くるしくなってくるというか…。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください