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初共演の堤真一&瀬戸康史が挑む二人舞台 「答えが出ない」問題を描く「A Number―数」【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年8月6日 8時0分

-では、アイデンティティーや悲しみ、愛という普遍的なテーマを描いている作品にちなんで、お二人が「生きているな」と実感する瞬間を教えてください。

 この間、雪平鍋の取っ手が取れてしまったんですよ。木でできているものだったんですが、その部品なんて売ってない。なので、大工センターでポール状の木材を買ってきて、サンダーで削って細くして、磨いてツヤツヤにして、新たに付け替えました。そういうことをやっているときが一番幸せです(笑)。コロナ禍では、洋服かけも作りましたよ。誰かに教わるのではなく、自分でどうやったらうまくいくのかを考えるのが好きなんです。

瀬戸 それは僕も分かります。DIYはあまりしませんが、僕は絵を描くので。何を描こうかなと考えているときが楽しいです。昆虫を描くときに、こんなにも毛が生えているんだとか、こういう構造なんだと発見したり、それをイメージしている時間がめちゃくちゃ楽しい。それが自分らしい時間かなと、今、堤さんのお話を聞いていて思いました。

(取材・文・写真/嶋田真己)

 Bunkamura Production 2024/DISCOVER WORLD THEATRE vol.14「A Number―数」「What If If Only―もしも もしせめて」は、9月10日~29日に都内・世田谷パブリックシアターほか、大阪、福岡で上演。


Bunkamura Production 2024/DISCOVER WORLD THEATRE vol.14「A Number-数」「What If If Only—もしも もしせめて」

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