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「この役を通して、言葉をどう伝えるのか、表現するのかということを探っていたような気がします」『劇場版 アナウンサーたちの戦争』森田剛【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年8月13日 10時38分

-今回演じるに当たって、「言葉」について深く考えましたか。

 そうですね。アナウンサーは伝える仕事なので、自分からどういう音を出すのか、演出の一木さんとも相談しましたし、原稿を読むシーンでも、当時の癖というか、そういうことも練習させてもらいました。特に僕は舞台をやる時は、どれぐらいの声でお客さんに届くのか、お客さんの手前で止めるのか、直接表現するのか、その先に行かせるのかということは意識してやっています。今回は映像でしたが、言葉をどう伝えるのか、表現するのかということを探っていたような気がします。

-「これは終わったことではない」という森田さんのコメントがありましたが、それはどういうところから感じたのでしょうか。

 今の日本は、ある意味、平和で安心な国という感じですけど、海外では戦争が起こっているし、日本も明日はどうなるか分からないという意味もあります。それと、今回は言葉というものが大きなテーマになっていますから、今も言葉で人を傷つけたり、傷ついたりする人もたくさんいると思うので、決して昔話ではないと。僕と同世代の人や若い人たちももっと言葉について考える必要があるんじゃないかと思いました。

-森田さんにとって、この作品はどのようなものになりましたか。

 この役を演じられたことは、僕にとっては宝物です。それは個人的な感情です。自分の心が動く作品や役に出合えることはなかなかないと思うので、そういう作品に出合えたことは財産だと思います。自分の中ではもう終わった役ではありますが、こうして映画になると1人でも多くの方に見ていただきたいという思いが湧いてきます。

(取材・文・写真/田中雄二)


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