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勝地涼「ただ面白いだけではない」 宮藤官九郎が手掛けるコントで久々のタッグ【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年11月6日 8時0分

勝地涼 【ヘアメーク:大和田一美(APREA)/スタイリスト:梶原浩敬】

 宮藤官九郎が免疫力がアップすることだけを目指して書いた、ウーマンリブvol.16「主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本」が11月7日から上演される。ウーマンリブは、宮藤が何物にもとらわれず、今やりたいことを自由に、ストレートに表現する大人計画の公演。今回は、主婦・米田時江の日常生活をのぞき見るようなオムニバスコントを、片桐はいり、勝地涼、皆川猿時ら実力派俳優たちが展開する。勝地に宮藤との久しぶりの舞台でのタッグについてや勝地の“免疫力アップ法”、さらには2024年を振り返った心境などを聞いた。

-出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

 俳優を25年くらいやってきましたが、僕の半分は宮藤官九郎さん、もう半分は古田新太さんでできていると思います(笑)。それくらいお世話になってきたので、宮藤さんに呼んでいただけるのは本当にうれしいです。今(取材当時)、稽古が始まったばかりですが、笑いを耐えられないくらい面白いんですよ。宮藤組常連の皆川さん、片桐さん、伊勢(志摩)さんはさすがです。皆さんが面白いので、毎日、楽しいですし、これからもっと面白くなると思います。片桐さんは、面白いせりふを面白く言おうとするのではなく、その人物になってせりふを言っているんです。例えば、宮藤さんから「こういうふうにやってください」と演出があったとき、片桐さんは一瞬、止まるんですよ。その止まっている時間に、自分とその役をつなげる作業をしているんだと思います。やっぱりすごいなと思って、めちゃくちゃ観察しています(笑)。片桐さんが役者としてすばらしいのはこういうことなのかなと、改めて感じています。

-勝地さんは宮藤さんの台本からどのように面白さを抽出して演じているのですか。

 周りの皆さんの盛り上がりやノリについていくと、自然にそうなっている気がします。北(香耶)さんもすごく面白いんですよ。ご本人は「みんな面白いです」とおっしゃっていましたが、そういう北さんも全く違う面白さがある。自分がどうなのかは分からないですが、とにかく演じていて楽しいです。きっと周りの方々に影響を受けているんだと思います。

-宮藤さんとのクリエイトという意味での楽しみは?

 自分で台本を書いておいて「何でこんなこと書いたんだっけ?」ということが起こるので、めちゃくちゃ面白いです。台本通りに演じるというよりは、現場で起こることを大切にされているので、「そのせりふ、2回言ってみようか」とかゲラゲラ笑いながら演出をされている姿は宮藤さんっぽくていいなと感じています。

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