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島太星、北海道からミュージカル界の新星が誕生 「フランケンシュタイン」抜擢に「命懸けで挑みます」【インタビュー】

エンタメOVO / 2025年1月24日 8時0分

-ここまで活動してきた中で、ご自身の中でのターニングポイントは?

 こうして東京に今、いられるのは、約4年前に日本テレビさんで放送された、ウッチャンナンチャンの南原(清隆)さんがMCをされている番組に出演させていただいたことだと思います。その番組でお話をさせていただいたときに、「こいつはやばいやつだ」と思っていただいたようで(笑)、次の週に日本テレビさんに行ったら、「ヒルナンデスの出演が決まりました」と言われて。それまでは北海道で地道に活動していたのに、そこからですね、人生がガラッと変わったのは。生活が一変して。そうしたら、事務所の先輩の大泉洋さんが「うちの事務所に面白いのがいる」と紹介してくださって「行列ができる法律相談所」にも出させていただいて、気付けばバラエティーに出て、歌わせてもらったら、ミュージカルにも呼んでいただけるようになり…。きっとテレビで歌わせていただいたということも人生が動いたきっかけになったのかなと思います。

-圧倒的な歌唱力があり、お芝居をすれば役にスッと入っていく。なのに、話すと天然キャラというギャップが島さんの魅力の一つだと思いますので、まさにそうした魅力がテレビを通して伝わったのですね。

 でも天然なところは本当に直したいと思っているんですよ。昨年はその気持ちがより一層、強くなりました。ミュージカルへの出演が増える中で、本当に恥ずかしいんです。「フランケンシュタイン」の記者会見でも、どんな質問があがるか事前にマネジャーさんに相談して、なんて答えようか夜な夜な考えて、「僕、かっこいいじゃん」って答えを作ってあって、それを言おうと練習までしていたんですよ。それなのにあんな結末になって…もうきっとあらがえないんだなと悔しいです。

-言おうと考えていたことが飛んでしまったんですか。

 違うんです。誰かが勝手に話すんですよ。落ち着こうと思っているのに、“島2号”がどんどん前にいっちゃって。困った問題ですよ(苦笑)。そうじゃないんだよって、いつも悔しく思っています。

-では、今後のアーティスト活動や俳優活動についてどのように考えていますか。

 両立できればいいなと思います。どちらかに絞ると何かを失う結果になってしまうので、同じくらいのパーセンテージでできればいいなと。どちらも100:100だと体がもたないし、物理的に無理だと思うのですが、でも僕はどちらも100:100でやってしまうんですよ。まだ自分の中で全部が楽しい段階なので、楽しめているうちは両方とも同じくらいスキルを身につけて作品に魔法をかけられたらと思っています。

-改めて公演への意気込みを。

 僕が進化する作品になることは確定しています。この作品に出演している進化した僕を見ていただきたいですし、多くのミュージカルファンの方々やミュージカル関係者の皆さまの目に留まる俳優になれるよう臨みたいと思います。そして、さらに「フランケンシュタイン」後にもつながる働きをできたらと思っています。命懸けで挑みます。
(取材・文・写真:嶋田真己)

 ミュージカル「フランケンシュタイン」は、4月10日~30日に都内・東京建物 Brillia HALLほか、愛知、茨城、兵庫で上演。


ミュージカル「フランケンシュタイン」

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