北海道上空で5種類の虹色現象 激レア「パリーアーク」も出現！

ウェザーニュース

今日5日(金)、北海道上空では太陽の周りに出来る光の輪「ハロ」をはじめ、様々な虹色現象が出現。
中でも、なかなか見る事のできない「パリーアーク」も目撃されています。

5種類の虹色現象

こちらの写真には、ハロ、幻日、幻日環、タンジェントアーク、そしてパリーアークの5種類の虹色現象を確認することができます。

超くっきり「環天頂アーク」

下の円がハロ、上に見えるのが環天頂アークです。よく晴れた空にくっきりと虹色現象が浮かび上がっています。

ハロと不思議な雲のコラボ

ハロと不思議な雲のコラボ

こちらは、ハロの手前に黒っぽく点々とした雲が浮かんでいます。ちょっと不思議な光景ですね。

この雲はナミナミ雲（波状雲）と呼ばれる雲で、天気下り坂のサインとされています。

様々な虹色現象

これらの虹色現象は、雲の中にある氷の粒に太陽の光が屈折した時に現れます。
氷の結晶でできたうす～い雲が太陽にかかった時に見えるわけですが、この薄い雲は前線や低気圧が近づく時に現れます。

薄雲の近くには、雨を降らせる低気圧や前線、すなわち雨雲があることが多いため、虹色現象を見た後半日～1日で雨が降り出すことがあるのです。

実際に、今回の虹色現象も前線の北側の上層雲（高い雲）で出現。北海道は、明日にかけて雲が厚みをまして下り坂となります。南側のエリアから雨が降り始めるので、三連休初日は傘を持ってお過ごしください。