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万葉集の時代から愛される「梅」 花の色による素敵なネーミング

ウェザーニュース / 2019年2月28日 13時0分

ウェザーニュース

「梅は百花の魁」の言葉の通り、まだまだ厳しい寒さは続きますが、草や木は春の準備を始めています。
西日本や東日本では、まだ寒い春先にほかの花に先駆けて咲く花として「梅」があり、すでに咲いている梅を見かける事があるのではないでしょうか。

今では「日本の花」というと桜という印象が強いですが、その昔は梅の方が桜よりも人気がありました。
万葉集には萩に続いて2番目に多く登場していて、昔の日本人の梅への関心の高さがわかりますね。
梅はその花の色から、白梅、紅梅に大きく分けられます。
しかし、梅は非常に変異性に富む植物で、花の形や樹の姿、枝や葉も複雑な変化を生じ、現代では、その種類は300種以上あるとも言われています。

梅の花の分類方法も様々

そんな300種以上もある梅の花を、分類するのは大変…。
よく言われるのは、野梅系(やばいけい)、緋梅系(ひばいけい)、豊後系(ぶんごけい)の3系統で分ける方法です。「やばいけい」って、ちょっと笑ってしまいますね。

他にも、大きくは梅の実をつけるものを「実梅(みうめ)」、花を観賞するものを「花梅(はなうめ)」といったり、花の色で白梅、紅梅と言ったりします。

花の色による分類方法は、難しい知識が無くても分かりやすいですよね。
この花の色にも種類によって色味や変化などが微妙に違いがあり、その特徴によって次のように表現されます。

蕾や花びらの色で見分ける方法

本紅(ほんべに)
花びらにつやのある明るい紅色のもの

移白(うつりしろ)
つぼみのうちはピンク色をしているが、開花すると白に変わるもの

移紅(うつりべに)
つぼみのうちは白い色をしているが、開花すると紅色になるもの

口紅(くちべに)
花弁の周辺が縁取りしたように紅くなっており、芯の部分が淡い色になるもの

その他にも絞り染めになる「絞り」や、花弁の裏が紅色で表面が淡色の「裏紅」など、さまざまなものがあります。

どれも和服を思い起こすような素敵なネーミングですね。
梅の花を観賞する時は、花の色にも注目してみるといっそう楽しめるかもしれません。


参考資料など

・四季の花事典 麓次郎著 八坂書房
・日常の気象事典 平塚和夫 東京堂出版
・日和見の事典 倉嶋厚 東京堂出版
・日本列島四季ごよみ 中村次郎著 集英社

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