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家庭菜園の初心者必見! 苗の植え付けは5月になってからの方が良い理由

ウェザーニュース / 2021年4月18日 5時0分

ウェザーニュース

朝晩は多少気温が下がるものの、昼間は穏やかな日和が続いて本格的な春の到来が感じられるようになりました。春は植物が育ちやすく、初心者でも野菜作りを成功させやすい、家庭菜園に適した季節といわれています。

4月から5月にかけて、家庭菜園で失敗しないための注意点を、種苗や園芸製品の大手メーカー、サカタのタネ(本社・横浜市)に伺いました。

※栽培地は関東地方を基準としています

気温の安定しない時期に苗の購入は控える!?

春の家庭菜園で一番に注意すべきことは「寒さ」だといいます。

「春先の早い時期に野菜作りを始めても気温が生育に足りないために、野菜がうまく育たなかったり、防寒対策も大変だったりします。

4月になると野菜苗の販売が始まりますが、実はこの時期は気温が安定せず、苗の管理が難しい時期なのです。すぐに家庭菜園を始めたいという気持ちを抑え、苗の購入は控えましょう」(サカタのタネ)

場所の状況を確認し事前に園芸グッズの準備を

家庭菜園を始めるにあたって、今の時期から準備するべきことや、そろえる必要があるのはどんなものでしょうか。

「まず、日当たりや風通しなど、家庭菜園を行う場所の状況を確認しておきましょう。状況に応じて、必要な園芸グッズを洗い出します。

園芸グッズは苗の購入と同時に準備しても問題ありませんが、園芸グッズの欠品で手元に届くのに時間がかかってしまうと、一緒に購入した苗はどんどん元気がなくなってしまいます。園芸グッズは事前に準備をしておくと安心です。じょうろ、移植ゴテは必須です。

また、土作りも大切です。地植えの場合は、植え付けを行う2週間ほど前までに、基本用土となる赤玉土や腐葉土、堆肥、苦土石灰(くどせっかい)などをすき込んで土作りをします。野菜に必要な成分がブレンドされてそのまま使える野菜用の培養土が販売されていますので、よく分からないと不安な方は、培養土を使うと良いでしょう。

肥料には元肥、もしくは元肥入りの培養土を用意します。追肥は苗を植え付けてから2週間後までに用意します。

そのほか防寒対策グッズと、必要であれば鉢やプランター、スコップ、支柱なども用意しておきましょう」(サカタのタネ)

5月になったらいよいよ苗の植え付けスタート

栽培を開始するのはいつ頃がふさわしいのでしょうか。

「野菜は暖かく穏やかな気候になってから栽培を始めても、一気に成長し、おいしいものをたくさん収穫することができます。失敗して悲しい思いをしないためにも、春の家庭菜園は気候・気温ともに安定する5月頃からスタートしましょう。

遅霜の心配がなくなるゴールデンウイーク頃になったら、いよいよ苗の植え付け開始です。より適した時期はゴールデンウイーク前半より、暖かさがさらに安定する後半がおすすめです。植え付け開始がこの頃になっても生育に問題はありません。

初心者の方は、苗の販売がある野菜は種からではなく苗から始めることをおすすめします。発芽の手間が省けるので、育てやすいからです。

野菜苗の購入は管理面でも信頼のおける専門店がおすすめ。購入後は早めに植え付けを行いましょう。根を崩さないようそっと植えることがポイントです」(サカタのタネ)

ベビーリーフやラディッシュ、ミニトマトやナスなどが、家庭菜園の中では比較的育てやすく、計画的に植え付ければ春から秋にかけて長期間収穫を楽しめるのでオススメだそうです。

季節の進みが早い今年は比較的暖かい日も多いですが、朝にかけては冷え込みやすくなる日も目立ちます。おいしい野菜をたくさん収穫するために、昼間の暖かさに気を許すことなく、適切な苗の植え付け時期を把握し、正しい栽培法を心がけましょう。

参考資料など

サカタのタネ「園芸通信」(https://sakata-tsushin.com)

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