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アスパラは常温保存NG? 鮮度を保つ保存方法とは

ウェザーニュース / 2022年5月7日 5時38分

ウェザーニュース

国産のアスパラガスが出回り始めました。これから夏にかけて、新鮮なアスパラガスが店頭に並びます。このアスパラガス、意外にデリケートな野菜で、保存方法にコツがあるといいます。野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。

常温保存はNG

アスパラガスは野菜の中でも、鮮度が早く落ちてしまいがちだといいます。

「常温で置いておくと、根元からしなびてしわが寄ってしまうことがあります。また、陽にあたると生長してしまい硬くなることもあるので、保存するには冷蔵庫がベストです。ただし、アスパラは乾燥に弱いなどデリケートな野菜なので、買ってきてすぐそのまま冷蔵庫に入れるだけでは、鮮度が落ちてしまいます」(吉田さん)

水分を逃がさず立てて保存

では、冷蔵庫で保存する際には、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

「アスパラガスは収穫後も生長を続けるので、横にしておくと穂先が立ち上がろうと曲がってしまいます。まず水洗いをして水分を保たせたまま、ぬらしたキッチンペーパーなどで根元をくるみます。それからポリ袋で全体を包んでから、冷蔵庫の野菜室に穂先を上にして立てて保存します。

これで根元からの乾燥を予防できるので、3日程度は鮮度が保てます」(吉田さん)

早く調理できなければ冷凍がベスト

冷蔵保存でも長くは保存すると、味は落ちてくるので、時間を置かずに調理できない場合は冷凍がベストだといいます。

「冷凍にも2通りのやり方があります。まず下処理として、根元の3mm程度を切り落とします。次にアスパラを曲げてみて、柔らかく曲がるところから下の部分の皮をピーラーなどでむきます。

それから、1つめは固めにゆでてから粗熱を取り、冷凍用の保存袋に入れてできるだけ空気を抜いてから冷凍する方法です。調理の際には熱湯をかけて解凍してください。

もう1つはそのまま冷凍する方法です。下処理をしたアスパラを冷凍用保存袋に入れ、冷凍します。調理の際には凍ったまま包丁で切り、電子レンジの強で1本1分弱加熱すればOKです」(吉田さん)

アスパラガスには新陳代謝を促し、疲労回復に効果があるといわれるアスパラギン酸が豊富に含まれています。アスパラガスのビタミンやミネラル成分は加熱してもあまり流失しないのがうれしいところ。春らしく緑鮮やかなアスパラガスをサラダや炒め物、ソテーなどに活用して食卓を彩りましょう。

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