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東北は今夜から大雨のおそれ 記録的な雨量で災害警戒

ウェザーニュース / 2022年8月8日 7時40分

ウェザーニュース

今日8日(月)に北海道へ近づく前線がだんだんと南下し、明日9日(火)頃から東北付近に1週間前後も居座る予想です。そのため、東北北部を中心に断続的に雨が強まり、大雨となることが予想されます。

途中で雨の弱まるタイミングはあるものの、長期間にわたり雨が続くため、総雨量が記録的なものとなるおそれがあり、災害の発生に警戒が必要です。

週中頃までで300mm前後の大雨のところも

北海道は前線の接近に伴い、今日の昼頃から雨が降り出し、夜にかけて強まるところが増えてきます。前線周辺の活発な雨雲が通過するタイミングでは1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあり、夜間に移動を行なう場合は道路冠水などに警戒をしてください。

前線はやや南下し、明日9日(火)からは東北北部が雨の中心になる予想です。11日(木)にかけて最初のピークを迎える見込みです。秋田県から青森県にかけての日本海側で特に雨量が多くなる見通しで、局地的には300mm前後に達する予想となっています。

河川の増水や氾濫、土砂災害などの大雨災害の発生に加えて、お盆期間を迎えて利用者の多くなる鉄道や道路など交通機関に影響するおそれがあるので警戒が必要です。

週後半も雨が続き記録的雨量となる可能性

この先1週間の雨量予想

前線が南北に動いたり雨雲が多少弱まることはありますが、週後半にかけても東北付近に停滞し、北日本から北陸では強弱を繰り返しながら雨が続くとみられます。湿った空気が流れ込み続けるため前線の活動は活発になりやすく、13日(土)頃からは次の雨のピークとなる見込みです。

コンピューターによるシミュレーションの結果では、総雨量が500mm以上に達する予測をしているものがあります。東北北部で8月1か月に降る平年の雨量は多いところでも300mm前後ですので、これを大きく上回り記録的な雨量となることが懸念されます。

過去にあまり無いような大雨となるおそれがあるので、こまめに情報を確認し、避難所への移動方法や非常持ち出し袋の中身の確認・補充など大雨への備えを早めに進めるようにしてください。

前線が南下するタイミングでは、先日の大雨で被害が出ている山形県や新潟県、福井県などにも活発な雨雲がかかる可能性があります。すでに災害が発生した地域では、普段よりも少ない雨で新たな災害の発生につながることがあるので、厳重な警戒が必要です。

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