大型で猛烈な台風15号が北上 小笠原諸島は明日が強風、高波のピーク

ウェザーニュース

10月12日(木)15時現在、大型で猛烈な勢力の台風15号（ボラヴェン）は、小笠原近海を北北東に進んでいます。

中心気圧は900hPa、中心付近の最大風速は60m/sに達しているとみられ、明日13日(金)にかけて猛烈な勢力を維持する見通しです。

▼台風15号　10月12日(木)15時
　中心位置　　　小笠原近海
　大きさ階級　　大型
　強さ階級　　　猛烈な
　移動　　　　　北北東　25 km/h
　中心気圧　　　900 hPa
　最大風速　　　60 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　85 m/s

明日は小笠原で強風、高波に注意

台風15号の予想進路

台風は次第に東寄りに進路を変えるため、小笠原諸島からは数百km離れた所を進んでいきます。直径1000kmの大きな強風域を伴っていて、小笠原諸島もその中に入る見通しです。

台風の北西側に伸びる風の強い領域に当たり、明日13日(金)にかけては瞬間的に20～30m/sの強い風が予想されます。


また、小笠原近海では波の高さが6m以上の大しけとなる見込みです。強風や高波に注意をしてください。

その後は速度を上げながら北東に進んで、日本のはるか東の海上で温帯低気圧に変わる見込みです。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風15号の名前「ボラヴェン（Bolaven）」はラオスが提案した名称で、ラオス南部の高原の名前からとられています。

参考資料など

気象衛星可視画像：NICT-情報通信研究機構