大気不安定 日本海などで落雷が多発 急な強い雨や降ひょうに注意

ウェザーニュース

今日10月27日(金)は上空の寒気や地上付近の暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定となっています。日本海では雨雲が発達して雷の検知も多くなっています。

大気の不安定な状況は明後日29日(日)にかけて続く予想です。急な強い雨や落雷、降ひょう、突風等に注意してください。

日本海側は広範囲で雨 落雷等に注意

サハリン付近から日本海にのびる寒冷前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいます。上空にはこの時期としては冷たい空気があるため、地上付近と上空の気温差が大きくなって、大気が不安定な状態です。

日本海では雨雲が発達していて、ウェザーニュースアプリのレーダー雷モードをみると、発雷も多数検知している状況がわかります。

今日27日(金)は日本海側の広範囲で雨が降ります。発達した雲の通過時には強い雨だけでなく、落雷や降ひょう、突風などを伴うおそれがあり、注意が必要です。

太平洋側は晴れても急な雨のおそれ

太平洋側の地域は午前中を中心に晴れる所が多くなります。ただ午後になると寒気の影響で雲が増え、所々で雨雲が発達する予想です。

午前中は九州などで、午後は中国地方や近畿地方、東海地方でも雨雲が発達する可能性が高いとみられます。晴れていても雨の降り出す可能性があるため、ゲリラ雷雨に備えて折りたたみ傘があると良さそうです。