前線通過で西日本で強雨 風も強く今夜にかけて荒天のおそれ

ウェザーニュース

今日6日(月)は寒冷前線が九州を通過し、一時的に激しい雨になっているところがあります。西日本では今夜にかけて激しい雨や暴風に警戒が必要です。

長崎で1時間に57mmの非常に激しい雨

雨雲の様子

寒冷前線が九州を通過して、九州や中四国西部には発達した雨雲が流れ込んでいます。長崎県平戸では12:03までの1時間に57.5mmの非常に激しい雨を観測しました。前線は徐々に東に進むので激しい雨が長時間続くことはありませんが、低地での冠水に注意が必要です。

昨夜から強雨に見舞われた四国太平洋側では夕方から夜にかけて前線本体の雨雲が流れ込みます。昨夜からの雨量が嵩んでいるので念のため土砂災害の発生に注意が必要です。

近畿ではシアライン(異なる方向の風の衝突)によって発生した雨雲により、前線の接近前から雨が降っています。この後はいったん雨が止む時間帯があるものの、夜になると前線本体の発達した雨雲が流れ込み雨が強まる予想です。

日本海側は暴風にも要警戒

風の予想　6日(月)18時

発達した低気圧の影響で全国的に強風が吹き荒れています。

寒冷前線通過前は南寄りの風が、通過後は西寄りの非常に強い風が吹き荒れる予想です。富山県の八尾では9:47に27.7m/sの、福井県の敦賀では14:00に24.6m/sの最大瞬間風速を観測しました。

この後も日本海側の沿岸や風の吹き抜けやすいところでは瞬間的に20m/sを超える強風が吹き、強いところでは30m/sを超える暴風となるおそれがあります。既に鉄道など一部の交通機関に影響が出ているので、最新の情報を確認するようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）