明日朝は冷え込み強まる 東京や名古屋などで今季最低の予想

ウェザーニュース

今夜から明日14日(火)の朝も冷え込み、今朝以上の寒さになる所があります。東京都心や名古屋市などは今季最低気温となる予想です。

放射冷却現象が強まる

今夜以降は次第に冬型の気圧配置が弱まります。関東から西日本では寒気の影響が残っている所に、穏やかに晴れて放射冷却現象が強まることで冷え込む見込みです。

今朝と同じかそれ以上に冷え込む所が多くなります。明日朝の気温分布を見ると内陸部は5℃未満を示す水色の領域が広がり、山沿いでは氷点下を示す青色の領域のみられます。各地の最低気温は東京都心や福岡市が7℃、名古屋市は6℃といずれも今季最低を更新する予想です。

放射冷却で冷え込みやすい盆地の甲府市は2℃、山口市は3℃と霜が降りてもおかしくない気温となります。今夜は暖かくしてお過ごしください。

放射冷却とは？

放射冷却は地表面から熱が放出されて冷える現象のことを指します。

昼間は地球から出ていく熱よりも太陽から受ける光のほうが強いため、地表は温められます。一方で夜は太陽光線がなくなるのに対し、地球からは赤外線として熱が放出され続けるために地表は冷えていきます。

放射冷却は冷え込んだ朝に限らず起きていて、それが顕著にあらわれたかどうかが気温の低下に影響しているのです。

風がなく良く晴れた日は放射冷却が強まりやすく、冬型の気圧配置が緩むタイミングはこの条件に当てはまります。