寒気を伴った低気圧が通過 東北～中四国で荒天に

ウェザーニュース

春分の日の今日20日(水)は上空に強い寒気を伴った低気圧が東に進みながら本州を通過しており、東北～中四国の広い範囲で雨や雪が降っています。

大気の状態が不安定になっているため、落雷や降雹にも注意が必要です。

上空の強い寒気で荒天に

低気圧の通過と共に本州の上空約5,500mには−36℃というこの時期にしては非常に強い寒気が流れ込んでいて、地上との気温差が大きく大気の状態が不安定になっています。

雨雲が急発達して局地的に強い雨を降らせており、午前中は兵庫県香住や島根県赤名で1時間に10.5mmのやや強い雨を観測しました。

また、沿岸部を中心に強風が吹き荒れており、西日本の沿岸部や伊豆諸島の一部では28m/s超の最大瞬間風速を観測しています。落雷や降雹も観測されているため荒天に警戒が必要です。

山沿いでは吹雪　視界不良に注意

中国山地や中部山岳では局地的にドカドカと強い雪が降っていて、群馬草津では3時間で10cmの降雪を観測するなど積雪が増しているところがあります。

強風で吹雪になっているエリアもあり、視界不良に注意が必要です。

上空の強い寒気の影響で今日いっぱい荒天が続くおそれがあるため、荒天の間は急ぎでない外出を極力控え、屋内で安全を確保するようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）