西日本太平洋側は強雨に注意 沖縄は一日を通して雨が降りやすい

ウェザーニュース

日本列島の南にある前線が北上傾向で、九州付近では前線の活動が活発になっています。周辺には発達した雨雲が見られ、今日23日(火)は西日本の太平洋側では雨が強まるおそれがあります。

沖縄でも一日を通して、雷を伴った強い雨に注意が必要です。

西日本太平洋沿岸は激しい雨のおそれ

今日は東シナ海から伸びる前線に向かって、南から非常に暖かく湿った空気が流れ込むため活動が活発になります。

前線周辺の発達した雨雲が太平洋沿岸部を東へ進み、九州南部や四国、紀伊半島の南部では雨が強まる見込みです。局地的には雷を伴って1時間30mm前後の激しい雨の降るおそれがあり、道路冠水や河川の急な増水などに注意が必要です。

明日にかけて雨量がまとまり、多いところでは100mmを超える雨が降ることが考えられます。先日、最大震度6弱の強い揺れに見舞われた四国西部などでは土砂災害の発生にも注意してください。

瀬戸内周辺や関西周辺などそのほかの西日本の各地でも、今日は雨が降りやすくなります。太平洋沿岸部のように雨が強まる可能性は低いものの傘が手放せない一日なりそうです。

沖縄でも雷雨に注意

沖縄周辺にも暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、周辺には活発な雨雲が見られます。発達した雨雲が通過する際には、雷を伴って激しい雨を降らせていて、久米島では早朝4時32分までの1時間に37.0mmを観測しました。沖縄本島でも本部町では6時11分までの1時間に27.5mmの土砂降りの雨となっています。

今日はこのあとも雨雲の通り道となりやすく、雨が降ったり止んだりの一日となる見込みです。活発な雨雲が通過する際には激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。

明日は東日本や北日本でも雨に

明日24日(水)は太平洋沿岸を進む低気圧に加え、日本海にも低気圧が発生する予想となっています。

朝には関東など東日本の各地で雨が降り出し、午後は北日本にも雨のエリアが拡大する見込みです。東海や関東の沿岸では局地的に雨雲が発達して、雨の強まる可能性があります。

2つの低気圧が発達するため北日本では25日(木)まで雨や風が強まりやすく、荒れた天気となる見通しです。東北北部で見頃となっている桜もこの雨風で散ってしまうとみられます。