紫陽花の開花予想 全国的に気温が高く、平年より非常に早い予想

ウェザーニュース

初夏を感じる日が増えて、紫陽花も青々とした葉が生え始めてきました。すでにつぼみが生長している個体も出てきました。

今年は全国的に高温傾向で、紫陽花の開花は平年より非常に早く、昨年並の開花となる所が多い見込みです。

■エリア毎のあじさいの開花見解■

・北日本の開花予想
・東日本の開花予想
・西日本の開花予想

北日本の開花予想

3月〜4月の気温は、平年よりも高い〜かなり高い傾向となりました。また、5月以降の気温も昨年並で、平年より高い傾向が続くと予想しています。

そのため、今年の紫陽花の開花は平年より非常に早く、昨年並となる見込みです。

6月中旬以降に東北南部で開花し始め、7月1日の週には札幌、7月29日の週には稚内でも開花する予想です。

東日本の開花予想

3月はスッキリしない天気の日が多く、気温は平年並となりました。ただ、4月は暖かい空気が流れ込んだため平年よりかなり高い気温傾向となり、5月以降は平年より高くとなる見込みです。

そのため、今年の紫陽花の開花は平年より非常に早い所が多く、昨年並となる見込みです。

東京では5月27日の週に開花し始め、6月中旬にかけて各地で開花する予想です。

西日本の開花予想

3月は暖かい空気に覆われ平年より気温が高く、4月は平年よりかなり高い気温傾向となりました。5月以降は平年並か高く、昨年並か昨年よりも高い気温となる見込みです。

そのため、今年の紫陽花の開花は平年より非常に早く、昨年並となる見込みです。

5月27日の週に各地で開花し始めて、6月中旬には山陰でも開花する予想です。

紫陽花の真花（しんか）とは？

真花（しんか）とは、花房の中央に密集している小さな花の部分を指します。

多くの人が観賞している“花びらのようなもの”は装飾花で、ガク片が変化したものです。

気象庁は毎年、標本木としている紫陽花の真花（しんか）が2～3輪咲いた状態を“紫陽花の開花日”として発表しています。