関東甲信や東北の山沿いで雨雲が発達 急な土砂降りの雨に注意

ウェザーニュース

今日13日(火)は関東甲信や東北の山沿いを中心に雨雲が発達しています。夜にかけては市街地でも急な土砂降りの雨や落雷、突風に注意が必要です。西日本も、九州などで天気急変にお気をつけください。

昇温や風の衝突によって雨雲が発達

上空の気圧の谷や湿った空気の影響で、関東甲信の山沿いでは午前中から所々で雨雲が発生しています。午後になって気温の上昇も加わり、内陸部で雨雲が増えてきました。長野県南佐久郡・野辺山では13時40分までの1時間に11.5mmのやや強い雨を観測しています。

また、東北も山沿いで雨雲が発達してきました。こちらは台風5号から変わった熱帯低気圧に向かって吹く東寄りの風が山でぶつかっているとみられ、宮城県大崎市古川では13時20分までの1時間で35.5mmの激しい雨を観測しています。大崎市東部や川崎町、岩手県花巻市には大雨警報が発表中です。


関東から東北では夜にかけて雨雲の発生しやすい状況が続き、市街地でも天気が急変する可能性があります。もくもくとした雲や黒い雲が迫ってきたら急な土砂降りの雨や落雷、突風に注意が必要です。道路冠水のおそれもあるため、アンダーパスなど低いところの通行は避けてください。

東海から西日本では、関東甲信や東北ほどの雨雲の発達はまだ見られません。ただ、山沿いでは一部で雨雲が発生しています。特に九州の上空には寒冷渦があり大気の状態が不安定になっているため、平野部でも急な強い雨や激しい雨に注意してください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）