今日8月19日(月)対象の熱中症警戒アラート 東京や京都など19都府県に発表

ウェザーニュース

環境省と気象庁は、今日8月19日(月)を対象とした熱中症警戒アラートを東京や京都など19府県に発表しました。

対象地域では特に熱中症のリスクが高くなります。こまめな水分補給を心がけるとともに、屋外での長時間の行動を避けて室内でエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

気温だけでなく暑さ指数も上昇

▼熱中症警戒アラートの発表状況（計19都府県20地域）
福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 東京都（東京地方） 千葉県 神奈川県 山梨県 静岡県 三重県 新潟県 石川県 福井県 京都府 兵庫県 島根県 鹿児島県（奄美地方除く） 奄美地方 沖縄本島地方

東北南部から西日本にかけて、広い範囲で最高気温が30℃以上になる予想です。湿度が高く、ジメジメ・ムシムシとした不快な体感となります。

東海や西日本の一部では、最高気温が35℃を超えるところもある見込みです。

熱中症警戒アラートの対象地域では暑さ指数（WBGT）も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数（WBGT）に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。

環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ（WBGT：33以上）が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。

暑さ指数（WBGT）とは

暑さ指数（WBGT）は国際的に用いられる指標で、人体と外気との熱のやりとり（熱収支）に着目し、気温、湿度、日射・ 輻射、風の要素から算出されます。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。