発達した雷雲が東京都内に拡大 雨雲の接近時は20m/s超の突風も

ウェザーニュース

関東の内陸部で発生、発達した雨雲は上空の気圧の谷の接近に伴って東進し、東京都内にも広がってきました。激しい雨のよる道路冠水や落雷、瞬間的に風速20m/sを超えるような突風に警戒が必要です。

この後は東京23区や千葉県北西部なども警戒

栃木県や埼玉県を中心に激しい雨を降らせている雨雲は、上空の気圧の谷と合わせて東に移動していて、一部が東京都内にも広がってきました。

東京都八王子市では19時20分までの10分間に16.5mm（1時間換算では100mm近い）の激しい雨を観測しています。20分程度で道路が大規模に冠水するほどの降り方です。


また、雨雲の接近前には最大瞬間風速20.1m/sを観測。発達した積乱雲の前面に形成される局地的な前線である、「ガストフロント」が通過する際に突風が吹いたとみられます。


この後は発達した雷雲が東京23区や千葉県北西部などを通過する見込みです。激しい雨による道路冠水や落雷による停電、突風などのおそれがあるため、雷鳴が激しくなる、急に冷たい風が吹くなどの雷雨の前兆があったら、できるだけ建物の中に入って雨をしのぐようにしてください。