台風10号 交通影響予測 運休や通行止めが長引くおそれ 移動に影響大（26日11時更新）

ウェザーニュース

台風10号は週中頃に九州など西日本へ接近し、上陸・通過する見込みです。

新幹線などの鉄道の運休や高速道路の通行止め、飛行機の欠航など交通機関への影響が長引くことが想定されます。

27日(火)から30日(金)にかけての気象による影響予測をお伝えします。（8月26日11時更新）

＜高速道路＞広範囲で通行止めの可能性

高速道路への影響予測

台風10号の接近・上陸に伴い、九州では27日(火)遅くから影響が出始めることが考えられます。西日本を中心に大雨や暴風が予想され、広範囲で通行止めが発生する可能性があります。 東海も29日(木)以降は大雨と強い風により、通行止めとなる路線がある見込みです。

関東甲信や北陸、北日本の広い範囲でも雨や風が強まるため、速度規制や一部区間での通行止めとなる可能性があります。北海道では27日(火)夜〜28日(水)朝にかけて湿った空気の流れ込みによって雨雲が発達するため、大雨による通行止めのリスクがあります。

今後の台風の進路によって、影響を受けるエリアが変わることがあります。暴風が予想される場合、車両の横転リスクが高まるため、暴風域に突入する時点で通行止めの区間が拡大する可能性もあります。また、進行タイミングの予想も変わることがあり、影響期間が長引いたり、さらに遅くなることも考えられます。

車での移動を予定されている方は、最新の交通情報を各高速道路会社の公式ウェブサイトやアプリ、交通情報サービスなどでこまめに確認し、安全を最優先に行動してください。必要に応じて、移動の延期や代替手段もご検討ください。

＜鉄道＞計画運休の可能性も

在来線への影響予測

【在来線】
台風10号の進行が遅くなったことに伴い、影響を受けるタイミングも28日(水)以降となりました。特に東海から九州にかけての広い範囲で大雨や暴風が予想されるため、台風接近前に計画運休が発表される可能性があります。関東でも雨や風が強まり、沿岸部の路線を中心に遅延や一部運休となる可能性があります。

また、北日本では明日27日(火)〜28日(水)は前線による大雨のリスクがあり、30日(金)以降は台風の進路によっては広範囲で遅延や一部運休が発生する可能性があります。

【新幹線】（記事冒頭の画像）
台風10号の影響を大きく受けるのは29日(木)以降になりそうです。東海道新幹線や山陽新幹線など大雨や強風の影響が強まり、台風接近前から運休予定が発表されることも考えられます。その他、北陸新幹線や九州新幹線、西九州新幹線でも大幅な遅れや運休となる可能性があります。

また、27日(火)〜28日(水)にかけては、北日本に向かう新幹線では大雨により、遅延や一部運休が発生するおそれがあります。

台風の進路や進行速度が定まっていないため、影響を受ける路線が変わることが考えられます。安全確保のため、早めから計画運休が実施される可能性もあります。ご利用予定の際は、各鉄道会社の公式ホームページや交通情報をこまめにご確認いただき、最新の運行状況を把握するよう努めてください。また、必要に応じて代替手段の変更や移動の延期もご検討ください。

＜航空＞欠航や大幅な遅延の可能性

飛行機への影響予測

台風10号の接近に伴い、27日(火)から奄美や徳之島など南西諸島の空港から影響を受け始めます。28日(水)には九州の空港で大幅な遅延や欠航となるおそれがあり、29日(木)以降は、その他の西日本や東日本の空港へも影響が広がる見込みです。北日本や関東の空港でも雨風が強まる前から機材繰りの影響で運航ダイヤが乱れる可能性があります。

また、台風の影響具合では、30日(金)以降も機材繰りの都合で運航に影響が出ることも考えられます。

最新の運航情報は、各航空会社の公式ウェブサイトやアプリ、または連絡メールなどで随時ご確認ください。早めの確認と、必要に応じた代替手段をご検討ください。