関東〜九州の22府県に熱中症警戒アラート 西ほど警戒エリア多い

ウェザーニュース

今日8月26日(月)、環境省と気象庁は熱中症警戒アラートを関東〜九州の22府県に発表しました。

対象地域では特に熱中症のリスクが高くなります。こまめな水分補給を心がけるとともに、屋外での長時間の行動を避けて室内でエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

高い湿度で暑さ指数も上昇

▼熱中症警戒アラートの発表状況（計22地域）
茨城県 群馬県 千葉県 神奈川県 山梨県 新潟県 滋賀県 京都府 兵庫県 和歌山県 岡山県 広島県 鳥取県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 長崎県 佐賀県 熊本県 宮崎県 鹿児島県（奄美地方除く）

西日本を中心に日差しが届いて気温が上昇する見込みです。気温が35℃以上の猛暑日予想のところが多く、東日本でも関東を中心に気温が35℃近くまで上がり、湿度も高く厳しい暑さとなります。

熱中症警戒アラートの対象地域では暑さ指数（WBGT）も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数（WBGT）に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。

環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ（WBGT：33以上）が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。

暑さ指数（WBGT）とは

暑さ指数（WBGT）は国際的に用いられる指標で、人体と外気との熱のやりとり（熱収支）に着目し、気温、湿度、日射・ 輻射、風の要素から算出されます。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。