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九州南部で1時間に70mm超の雨 台風接近で記録的豪雨のおそれ

ウェザーニュース / 2024年8月28日 12時2分

ウェザーニュース

台風10号の北上に伴い、九州本土でも非常に激しい雨となっています。台風は今後も発達しながらゆっくりとしたスピードで接近してくる予想です。影響が長時間にわたり記録的豪雨となるおそれがあります。災害の発生に厳重に警戒してください。

九州や四国には台風を取り巻く活発な雨雲がかかる

台風10号(サンサン)は今日28日(水)11時推定で、鹿児島県屋久島の南南西を北上しているとみられます。台風中心付近だけでなく、東〜北東側に台風を取り巻く非常に活発な雨雲が見られ、鹿児島県のトカラ列島から九州南部、高知県西部付近で雨の強い所が多い状況です。

宮崎県日南市深瀬では9時41分までの1時間に74.0mmの非常に激しい雨を観測し、8月の観測史上1位の記録を更新しました。11時20分には西都市でも1時間に45.0mmの激しい雨を観測しています。宮崎県の一部には大雨警報が発表中で、先ほど宮崎市には土砂災害警戒情報も発表されました。


台風外側の活発な雨雲(アウターバンド)は高知県西部にもかかっています。檮原町梼原(ゆすはら)では11時40分までの1時間に50.0mmの非常に激しい雨を観測しました。高知県東部や紀伊半島南部、東海には台風の周囲をまわる湿った空気が次々に流れ込み、断続的に雨が強まっています。

台風の動きが遅く、強い雨が続く

台風は今後も発達しながらゆっくりと北上し、明日29日(木)には最盛期の勢力で九州本土に接近、30日(金)頃に上陸する見通しです。その後は9月1日(日)にかけて比較的遅い速度で、西日本から東日本に向けて日本列島を縦断する予想になっています。

台風中心付近の活発な雨雲の下では、1時間に80mm以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。また、南東からの風が山にぶつかる宮崎県や高知県などでは強い雨が続き、雨量がかさむことが考えられます。

31日(土)深夜までに、多い所では新たに700mm以上の雨が降る予想です。台風の動きがより遅くなった場合や線状降水帯が形成された場合などには、総雨量が1000mmに達するおそれがあります。河川の氾濫や土砂災害等に厳重な警戒が必要です。

九州ではこれまでの観測史上1位の記録を超えるような豪雨となることが考えられる状況です。大雨に関する特別警報が発表される可能性もあります。避難などを行う場合は、荒天になってからではなく、早めに判断するようにしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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