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関東で24時間に300mm超の大雨 河川氾濫が発生し土砂災害にも警戒

ウェザーニュース / 2024年8月30日 8時45分

ウェザーニュース

台風10号(サンサン)の間接的な影響で、関東は昨夜から大雨となっています。24時間で300mm以上の雨の降った所があり、河川氾濫に伴う被害も発生しました。今日30日(金)も雨が続くため警戒が必要です。

関東西部に雨が集中

台風10号の周囲を吹く風と、日本の東の海上に位置する太平洋高気圧の周囲を吹く風が関東付近で合流し、昨夜から活発な雨雲が次々に発生しています。東京都八王子市では0時20分までの6時間で203.0mmの雨を観測し、25年ぶりに観測史上1位の記録を更新するなど、関東の西部で雨量が多くなりました。

8時30分までの24時間では八王子市で328.5mm、神奈川県小田原市で313.0mm、相模原市・相模原中央で292.0mmなど、1年の中で最も雨が多い9月1か月の平年雨量を大幅に上回る大雨です。

この大雨で神奈川県二宮町では町内を流れる葛川が氾濫したため、警戒レベル5の緊急安全確保が発令されました。また、広範囲で土砂災害の危険度が高まっていて、各地に避難指示が発令中です。

今日も雨の強まるおそれ 災害発生に警戒

台風10号の動きが遅いことから、今日も湿った空気の流れ込みやすい状況が続く見通しで、関東では断続的に雨が降る見込みです。昨夜ほどの大雨にはならないものの、西部の山沿いを中心に雨雲が発達して、局地的には1時間に30mm以上の激しい雨の降るおそれがあります。

すでに災害が発生したり、災害発生の危険性が非常に高くなっている状態です。一時的な雨の強まりをきっかけにして、土砂災害や河川氾濫などが起きてもおかしくありません。

引き続き大雨災害に対する警戒を行い、安全な所で過ごすようにしてください。

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