気象庁1か月予報 全国的に寒さ続く 年末は大雪による影響に注意
ウェザーニュース / 2024年12月19日 15時50分
今日12月19日(木)、気象庁は12月21日から1月20日までの1か月予報を発表しました。寒気の流れ込みやすい状況が年始にかけて続き、全国的に寒い年越しになります。太平洋側は乾燥、日本海側は大雪に注意が必要です。
冬型の気圧配置が強まりやすい
この先1か月の気温
この先1か月はアリューシャン近海の気圧が平年より低い一方で、大陸から東シナ海にかけては高くなるとみられます。東西の気圧差が大きくなり、日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みです。
日本列島の上空には寒気が流れ込んで、1か月の平均気温は全国的に平年よりも低い予想となっています。
東北から沖縄の各地は28日(土)頃からの5日間の平均気温が、平年よりもかなり低くなる可能性あり、低温に関する早期天候情報が発表されました。年末年始は冬らしい寒さの所が多くなる可能性が高く、寒さ対策をしっかりと行う必要があります。
大雪に関する早期天候情報
この先1か月の降水量
冬型の気圧配置が続くため1か月の降水量は日本海側で多く、太平洋側で少なくなります。この時期はもともと日本海側で降水量が多い時期ですので、それが強調される傾向です。
特に東北日本海側と北陸は平年より多く、降雪量も多くなるとみられます。東北から中国地方にかけての日本海側は28日(土)頃からの雪の量が、平年の2〜3倍に達する可能性が高まったため、気象庁は大雪に関する早期天候情報を発表しました。年末に帰省や旅行などで移動をする方は、雪対策をしっかりと行ってください。
▼参考 平年の降雪量(12月28日からの5日間)
青森 26cm
山形 16cm
津南(新潟)61cm
草津(群馬)27cm
豊岡(兵庫)9cm
鳥取 7cm
太平洋側は例年以上に晴れる日が多く、空気が非常に乾燥するとみられます。関東は12月に入ってからほとんど雨が降っていません。インフルエンザなど感染症の流行や火の取り扱いなどに注意が必要です。
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