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12月は極端な降水分布 日本海側では平年の2倍を超える所も

ウェザーニュース / 2024年12月20日 10時50分

ウェザーニュース

12月に入ってから冬型の気圧配置の日が多くなっています。このことを反映して、日本海側で降水量が多く、太平洋側で少ない傾向が例年の12月以上に極端な状況です。

名古屋や宮崎などは12月の降水が0mm

日本付近は12月4日頃から冬型の気圧配置が続いています。一時的に弱まるタイミングがあるくらいで、2週間以上、冬型が継続しているとも言って良いくらいです。

元々曇りや雨、雪の日が増える日本海側ですが、今年はそれが極端になっています。特に異なる方向の風が日本海でぶつかることで形成される、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響を受けた北陸で降水量が多くなりました。

11月30日から昨日12月19日の20日間の降水量は新潟県柏崎市で平年の2倍を上回る519.0mm、福井市では1.5倍以上の323.5mmに達しています。柏崎市はすでに12月として6位に相当する記録的な雨量です。

一方で太平洋側は関東や九州太平洋側などでほとんど降水がなく、東京都心は0.5mm、名古屋市や高知市、宮崎市などは依然として0.0mmとなっています。この影響もあり、空気の乾燥が顕著です。

年末年始も同じような傾向に

今後も年明けにかけて同様の傾向が続く可能性が高く、1月20日までの1か月の降水量は東北日本海側と北陸で平年よりも多く、関東から西日本の太平洋側は平年よりも少ない予想となっています。

北陸では雨が多いことで土の中の水分量が増え、地すべりなどの土砂災害のリスクが高まっている地域があります。現在は警報の発表されている所はないものの、少し雨量がまとまると土砂災害が発生しやすくなりますので、油断ができません。

西日本、東日本の太平洋側は明日21日(土)に降水が予想されています。ただ、雨量は少なく乾燥状態を一気に解消するほどにはならない見通しです。年末年始も火の取り扱いやインフルエンザなどの感染症に十分注意をしてください。

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