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未明に福岡で初雪を観測 昨年より1か月以上遅い冬の便り

ウェザーニュース / 2024年12月22日 9時40分

ウェザーニュース

今日12月22日(日)未明から明け方に、福岡と下関(山口)で初雪の観測が発表されました。昨年より1か月以上も遅い初雪となりました。

九州北部では雪や雨の降りやすい状況は既に解消していて、市街地では積雪の心配はありません。ただ、予想最高気温は9℃と最も寒い時期の平年値を下回る寒さが予想されています。

東京・大阪以外では機械による自動観測に変更

降水があれば平地でも雪になる目安とされる上空約1500mで−6℃以下の寒気が九州北部や中国地方を覆っています。九州北部では昨日から雨が降ったりやんだりで、福岡や下関では一時的に雪まじりになったものとみられます。なお、初雪の発表には「みぞれ(雪まじりに降る雨)」も含まれます。

福岡管区気象台では昨年の冬までは目視による雪の観測を行っていましたが、今冬からは目視観測は全国で気象庁(虎ノ門)と大阪管区気象台のみとなり、福岡も測器による自動観測(気温・湿度・感雨による自動判定)に変更となりました。自動観測は連続的に観測が可能なため、一般的に初雪は早い時期に記録される傾向があります。

▼初雪の観測
・12月22日(日)観測
福岡管区気象台
 平年より6日遅く、昨年より34日遅い
下関地方気象台
 平年より12日遅く、昨年より34日遅い

市街地は積雪の心配はなし

上空の強い寒気の流れ込みは、北日本では今夜がピークとなりますが、九州など西日本では今日午後にはピークを越えてくる予想です。九州北部や山口県では、寒気による降水も昼頃までに解消する見通しです。市街地では積雪の心配はありません。

その他の各地も含め、今日は晴れても気温はあまり上がりません。最高気温が10℃に届かない所が多く、予想最高気温は福岡で9℃となっています。平年1月下旬頃の最も寒い時期を下回る値です。

日差しの温もりよりも空気の冷たさが勝りそうです。風も強めに吹いて体感温度はさらに低くなりますので、真冬の防寒をしてお出かけください。

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