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沖縄・奄美地方の桜開花予想 1月中旬に開花ラッシュ

ウェザーニュース / 2024年12月26日 12時50分

ウェザーニュース

沖縄・奄美地方の桜開花予想2025年

桜というと多くの方は3月中旬から開花が始まるソメイヨシノを思い浮かべるかもしれませんが、沖縄や奄美では冬のうちから特有の桜であるヒカンザクラやカンヒザクラが咲き始めます。

ウェザーニュースでは、2025年の沖縄や奄美地方のヒカンザクラ・カンヒザクラの開花予想を発表します。

開花するのはいつ頃?

11月は、名瀬・那覇・南大東島で月平均気温が観測史上最高を記録しました。気温は先島諸島でも高めで、宮古島では観測史上2位、石垣島では4位となる非常に暖かな晩秋となりました。

12月は記録的な高温は収まり、気温は平年より低めとなっています。今後、桜の開花時期にかけて、平年並の気温となる見込みで、冬らしい低温にさらされた桜は、気温の上昇とともに順調につぼみが膨らみ、ほぼ平年並の開花となる予想です。

▼各地の開花予想日(開花予想時期)
名瀬:1月20日(1月中旬後半〜下旬前半)
那覇:1月15日(1月中旬)
南大東島:1月22日(1月中旬後半〜下旬前半)
石垣島:1月19日(1月中旬後半〜下旬前半)
宮古島:1月15日(1月中旬)

沖縄・奄美地方の桜の特徴

桜の開花と気温の関係

桜の開花には、暖かさだけではなく冬の寒さが必要です。

桜の花芽(生長すると花になる芽)は気温の高い夏に作られ、冬になると休眠して一旦生長が止まります。そして一定期間、低温にさらされると花芽が休眠から目覚め(休眠打破)、その後は開花に向けて再び生長を始めて、つぼみが膨らみやがて花が咲きます。

休眠打破のためには、ソメイヨシノでは5℃前後、ヒカンザクラでは15℃程度の低温に、一定期間さらされる必要があると言われていますが、休眠打破後のヒカンザクラはソメイヨシノほど気温に敏感ではなく、沖縄の冬の平均的な気温で順調に生長していきます。

早めに桜を楽しみたい方は、沖縄や奄美地方に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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