今夜以降は強い寒気が南下 雨の所も次第に雪へ変化

ウェザーニュース

今日26日(木)は日本付近を前線が通過しています。東北や北陸では雨の所が多くなっていますが、前線が抜けた後は寒気が南下するため次第に雪に変わる見込みです。

東北、北陸の平野部は雨

寒冷前線に伴う雲が東北や北陸を通過しています。前線に向かって南から暖かな空気が流れ込んでいるため、平野部はほとんどの所が雨になっていて、雪が降っているのは標高の高い山間部だけです。

活発な雲が通過している所では本降りの雨で、11時00分までの1時間には新潟県長岡市で5.0mm、山形県新庄市で3.0mmの雨を観測しました。

午後も断続的に雨が降り、一時的に強く降ったり雷や霰(あられ)などを伴う可能性があるため注意が必要です。

次第に雪、風が強まり冬の嵐に

前線が通過した後は上空の寒気が流れ込むため、北から雪のエリアが拡大していきます。今夜には北海道や東北は平野部も含むほとんどの所が雪で、北陸も内陸部で雪に変わる所が増える見込みです。

西寄りの風が強まるため北日本の日本海側では吹雪となり、北海道の石狩地方と留萌地方には暴風雪警報が発表されています。今夜は吹雪による視界不良や積雪の急増などに警戒をしてください。


冬型の気圧配置は明日27日(金)から29日(日)にかけて続く見通しで、日本海側では大雪のおそれがあります。3日間の積雪増加量は山沿いの多い所で100cmを超える所がある見通しです。帰省ラッシュのタイミングと大雪が重なりますので、雪国への移動の予定がある場合はしっかりと対策を行ってください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）