仕事始めは広範囲で雨 来週中頃は日本海側で大雪のおそれ

ウェザーニュース

仕事始めとなる6日(月)は、日本付近を複数の低気圧の影響で広い範囲で雨や雪が降る予想です。8日(水)以降は強い冬型の気圧配置となって、日本海側を中心に大雪となるおそれがあります。

西・東日本太平洋側では久しぶりの雨

多くの人が仕事始めとなる週明け6日(月)から7日(火)にかけて本州の南岸を低気圧と前線が通過します。東北から九州の広い範囲で本降りの雨となり、内陸部山沿いでは湿った雪が降る予想です。

日本海から別の低気圧が接近する北海道でも雪が降ると見ています。

雨の範囲やタイミングにはまだ不確実性があるものの、冬型の気圧配置の影響で昨年12月から少雨が続いている西日本や東日本の太平洋側では、久しぶりにまとまった雨となりそうです。

低気圧の接近通過に伴って下層の寒気が北上するため、平野部では雪ではなく雨が降るとみていますが、低気圧の進路や発達具合により降水相が変化する可能性もあります。こまめに最新の情報を確認するようにしてください。

7日以降は強い冬型の気圧配置に

7日(火)は低気圧が急速に発達しながら本州東の海上に移動して、日本の周辺は再び西高東低の気圧配置に移行。上空の強い寒気が次第に南下して、9日(木)朝には平地で雪を降らせる目安の上空1,500m付近で−6℃以下の寒気が東日本や西日本の太平洋側まで流れ込む予想です。平地でも大雪をもたらす−12℃の寒気は北海道や東北北部まで南下します。

8日(水)から9日(木)にかけて日本海側では広く雪が降り、内陸部を中心に大雪となるおそれがあります。太平洋側の平野部にも雪雲が流れ込み雪を降らせるおそれがあるので、注意が必要です。