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今夜、満月と火星が接近 1月の満月は別名「ウルフムーン」とも

ウェザーニュース / 2025年1月14日 7時1分

ウェザーニュース

今日は2025年最初の満月です。14日(火)の朝7時27分に満月の瞬間を迎えます。1月の満月はアメリカの農事暦で「ウルフムーン」とも呼ばれます。

また、今夜は満月に接近する火星の姿も楽しめます。

今夜は、関東や東海、近畿南部などでまんまるお月さまを見ることができそうです。寒さに負けず夜空を見上げてみてください。

関東など太平洋側はお月見チャンス

今夜は、低気圧や前線が接近する影響で、北海道日本海側や東北、北陸や山陰などは雪や雨となります。西日本では、広範囲で雲が広がりやすくなります。

一方、関東や東海、近畿南部などでは晴れて、お月様を見ることができそうです。また西日本太平洋側の一部、北海道の道東や札幌付近では、満月の見えるチャンスがあるかもしれません。


▼各地の日の入り時刻・月の出時刻
根室 日の入り 16時06分 月の出 16時09分
仙台 日の入り 16時39分 月の出 16時47分
東京 日の入り 16時50分 月の出 17時00分
大阪 日の入り 17時09分 月の出 17時21分
福岡 日の入り 17時32分 月の出 17時46分
那覇 日の入り 17時58分 月の出 18時16分

満月と火星が接近

また、今夜は満月の上方に火星が接近して見えます。満月はとても明るく輝き、周囲の星を霞ませるほどですが、火星も負けずに明るいため、存在感は十分です。

両者の最接近は14日(火)12時26分頃です。今夜は丸い月と明るい火星の共演をお楽しみください。

▼昇る時刻(東京)
 14日(火) 火星 16:43 月 17:00

1月の満月、英語で”Wolf Moon"

農事暦における満月の呼び方

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは1月の満月を「ウルフムーン(Wolf Moon/狼月)」と呼ぶようです。真冬の食糧不足を嘆く飢えた狼の遠吠えにちなんで名付けられています。

満月とは

太陽、月、地球の位置関係

満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。

出典・参考
The Old Farmers' Almanac,国立天文台「ほしぞら情報」,国立天文台「暦計算室」

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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