北海道や東北で積雪急増 特に昼過ぎにかけて大雪、吹雪に警戒

ウェザーニュース

今日17日(金)は北海道や東北の日本海側を中心に雪が強まっています。青森県では記録的な積雪となっている所もあり、落雪や雪崩などに警戒が必要です。荒天の間の無理な移動は控え、除雪作業は安全を確保の上でお願いします。

弘前市では1月の観測史上1位の積雪深に

今朝にかけて低気圧が北海道の南を発達しながら通過し、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が強まっています。北海道の日本海側や東北の広い範囲、北陸で雪が降っていて、局地的に降り方が強まっています。

昨夜、低気圧が付近を通過した青森県周辺では特に降雪量が多く、6時間降雪量の日最大値は深浦町のアメダス深浦で27cm、弘前市のアメダス弘前で29cmになりました。弘前は日最深積雪が126cmに達し、昨シーズンまでの1月の観測史上1位の値を超えています。


今シーズンの青森県は記録的な大雪で、除雪・排雪が追いついていません。落雪等の被害も多くなっています。特に昼過ぎにかけて雪が強く、さらに積雪が増えることが考えられます。その後も夜にかけて雪の降りやすい状況は続きますので、安全を第一に行動するようにしてください。

風も強く、見通しが悪化

等圧線の間隔が狭く、風も強まっています。沿岸部では最大瞬間風速が20m/sを超えている所もある状況です。

強い風に雪が加わって吹雪となり、急激に見通しが悪くなることがあります。車などを運転する場合はホワイトアウトに警戒し、普段以上に慎重にお願いします。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）