相手GK称えた森保一監督、3人失敗のPK戦で日本サッカーの課題を指摘「強く狙ったところに蹴る技術は改善しなければ」
超ワールドサッカー / 2022年12月6日 10時57分
日本代表の森保一監督が、日本サッカーが抱える課題の1つにキックの技術を挙げた。
5日、カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16が行われ、日本は史上初のベスト8進出を懸け、前回大会準優勝のクロアチア代表と対戦した。
今大会はドイツ代表、スペイン代表と2つのW杯王者とグループステージで同居。突破がの可能性が非常に難しいと見られた中、日本は初戦でドイツに逆転勝利。そして第3戦でスペインに逆転勝利を収め、グループステージを首位で突破した。
そして迎えたクロアチア戦。相手に支配される時間帯もありながら前田大然のゴールで先制。今大会を通じて初めて先制したが、後半に追いつかれると、そのまま試合は120分を終えても1-1で終了。PK戦では3人が相手GKにセーブされるなどし、1-3で敗れ、4度目の挑戦でもベスト16を超えることはできなかった。
勝利まで近づいていた中での敗戦。またしても越えられなかった壁だが、その運命を託されたPK戦では、1人目の南野拓実、三笘薫が失敗。そして4人目の吉田麻也も失敗して敗退となった。
失敗した全てのシュートが相手GKドミニク・リヴァコビッチによってセーブされたが、どのシュートも力なく、コースが甘いものに。相手のGKを褒めるしかないというシュートではなかったのも事実だ。
試合後の記者会見でPK戦について問われた森保監督は「運だと思いますし、訓練だと思います」とコメント。日本のキックの技術がまだまだ足りていなく、日本サッカーが抱える課題の1つであると言及した。
「これまでも育成年代も含めて色んなことを経験させてもらいましたが、ボールを強く狙ったところに決めていくという所では、日本とヨーロッパであったり世界のトップで走るチームの差はあるなと感じてきていました」
「今日の試合に関しては、相手のGKが本当に素晴らしかったですし、PKを止められたところはあると思いますが、もっと強く狙ったところに蹴れることが駆け引きにつながると思うので、今後の日本サッカーでは改善しなければいけないところの1つだと思っています」
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