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監督問題が生まれたトッテナムに追い打ち…FIFAが幹部のパラティチ氏に30カ月の活動禁止処分、ユベントス時代の不正会計疑惑で

超ワールドサッカー / 2023年3月29日 19時50分

写真:Getty Images

アントニオ・コンテ元監督の騒動があり、話題となっていたトッテナムだが、さらに追い打ちをかける状況に陥りそうだ。イギリス『The Athletic』が伝えた。

今回浮上したのは、トッテナムのマネージング・ディレクター(MD)を務めるファビオ・パラティチ氏に対する処分。国際サッカー連盟(FIFA)が財務不正の疑いで活動禁止の処分を下したという。

パラティチ氏は、イタリアサッカー連盟(FIGC)などが調査し、ユベントスに浮上した不正会計疑惑で処分を受けた幹部の1人。2年半の活動禁止処分を受けていた。

ユベントスは処分が不服だとして上訴するとされていた中、FIFAは29日に声明を発表し、パラティチ氏に対して30カ月の活動禁止処分の延長を発表した。

「FIFAは、FIGCの要請に従い、FIFA規律委員会の委員長が、数名のサッカー関係者に対してFIGCが課した制裁を世界的な影響力を持つように延長することを決定したことを確認します」

元々処分が与えられていたのはイタリアサッカー界での活動であり、すでにトッテナムのMDに就任していたパラティチ氏に影響はなかった。

しかし、今回の処分により、処分の範囲が世界に広がったこともあり、トッテナムを含むあらゆる場所での活動が禁止に。トッテナムでのMD職にも就けないこととなる。

トッテナムは前述の通り、クラブ批判を行ったコンテ監督との契約解除が決定。今シーズンは暫定的にアシスタントコーチのクリスティアン・ステッリーニ氏が指揮を執ることが発表されていた。

しかし、来シーズンに向けての監督人事を主導するはずだったパラティチ氏にも問題が発生。混乱のトッテナムがどのような対応を見せるのかが注目される。

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