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「まだ辛さがある」…トゥヘルがチェルシーでの解任劇を振り返る 「私の手に負えなかった」

超ワールドサッカー / 2023年4月1日 9時55分

写真:Getty Images

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督がチェルシーでの解任劇を振り返った。イギリス『メトロ』が報じている。

今季の始まりは2021年冬から指揮を執るチェルシーでだったが、スロースタートぶりにオーナーの交代も合わさり、昨年9月に解任の憂き目に。この代表ウィーク明けからバイエルンの指揮が決まった。

チェルシー時代は指揮半年でチャンピオンズリーグ(CL)制覇に導いたりと時間をかけずにインパクトを残したが、トッド・ベーリー新オーナーとの摩擦も噂され、わずか1年半で解任となってしまった。

そうしてバイエルンで指導者キャリアのリスタートを切ったわけだが、チェルシーでの傷が癒えたわけではないようだ。1日に行われるブンデスリーガ第26節のドルトムント戦に先立った会見で回想した。

「より大きなことをやってのけ、より長くとどまる上で正しい時期と場所にいるという感覚があった。スタッフとの間に大きな信頼関係もあったし、今もそう。乗り越えるのにどれだけ時間がかかったことだろうね。彼らと日常的に会えなくなり、まだ辛さがある」

「だが、前にも言ったとおり、この仕事が好き。情熱がある。ここでの1週間はとても過酷だったが、ドレッシングルームや、スタッフ以上に楽しい場所なんてない。愛に溢れ、喜びがあり、ジョークもたくさん飛び交っている。それこそが最も恋しく思うものだ」

「チェルシーでは特別な絆があったが、新型コロナウイルスや、ブレグジットが始まり、オーナーの交代もあった。練習場には強力なグループが存在したが、解任の決断は私の手に負えるものではなかったんだ。家族みたいな感覚だったが、もうあの一員ではない」

「だから、新たな挑戦を見つけたんだ。とても野心的で、大きなクラブに戻ってこられて幸せだし、もうエネルギーを感じる。チェルシーの選手とは今でも絆で結ばれている。今だってメールをするしね。たくさんのメッセージもある。多くの友人がいる」

「新しい仕事をするからといって、終わるものではない。このフットボールの業界では私のことを気難しいとか、厄介者だと言う人が必ずいる。だが、私自身は一緒に仕事をするのが難しい人間だとは思っていない。付き合いやすい方だと思っているよ」

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