U-23日本代表はマリ戦の反省を生かせるか? ウクライナ戦に向けた大岩剛監督が選手たちにピッチで求めるものは「早くアジャストすること」
超ワールドサッカー / 2024年3月24日 17時20分
U-23日本代表の大岩剛監督が、25日に控えるU-23ウクライナ代表戦に向けて意気込みを語った。
パリ・オリンピック出場を目指すU-23日本代表は、4月に最終予選を控える中、3月には2試合の国際親善試合を組み、22日にはU-23マリ代表に1-3で敗れていた。
中2日で臨むウクライナ戦。マリ同様にすでにパリ・オリンピックへの出場が決まっており、日本にとっては最終予選前最後の試合となる。
北九州に移動して行われる試合。マリ戦ではミスも目立ち、力負けした感が否めない中、大岩監督は修正ポイントを口にした。
「中2日での試合ですが、大会中にはこういう状況も有り得て、次の試合に勝ち点を奪うという形で臨むことになるので、対戦相手、選手の状態を含めて、しっかり出していきたいと思います」
最終予選ではグループステージを勝ち上がり、その後のノックアウトステージで勝利しなければ切符は掴めない。グループステージでは、韓国、UAE、中国と同居し、上位2カ国が進出。そこから最低でも1勝が必要となる。
今回は26名を招集し、メンバー発表会見では「全員を起用したい」と語っていた大岩監督は「26人を今回呼んでいるので、コンディション、対戦相手、我々の課題に向き合った上で選手を選びたいと思います」と、選手の起用について語った。
来日したウクライナは、ヨーロッパ予選を戦ったメンバーとは異なるメンバーを招集。チームの底上げを図っている可能性もある。
「来日メンバーを見れば、当時のメンバーと違うことは認識しているので、選手の特徴、チームの特徴をしっかりと把握して、今日の練習にも生かしていきたいです」と大岩監督は語り、「その辺りは相手の特徴、我々がやるべきことをしっかり共有、認識して試合に向かいたいです」と、しっかりと相手に合わせて自分たちのサッカーを出していきたいとした。
その試合のポイントについては「我々がマリ戦で課題としてあげるとしたら、奪った後のパスについても修正しなければいけないです」と語り、「しっかりと色々な課題に向き合って明日の試合はやりたいです」と、マリ戦の反省ポイントを活かして戦いたいとした。
その中でも気になっていることは、パスの選択、精度、受け手の顔出しと「全てだと思う」と語り、「当然1つのプレーごとに色々ミスがあるので、それぞれが目を合わせることが必要になる。色々なミスが起こり得る中で、それをどう改善、修正、ゲームの中でやっていくかが重要になる。イメージ、意識をどう合わせるかです」と、しっかりと同じ絵を描いてパフォーマンスを出してほしいとした。
心掛けることについても「マリ戦もそうでしたが、試合に入る前に予想して、想像して選手が試合に入るわけですが、それ以上のことが起きたときにどうアクションを起こすのか。ただのコンタクトではなく、駆け引きの中で体を入れ替えるであったり、技術的な守備も求めてきていますが、そういう部分も含めて早くアジャストすることを選手に求めています」とコメント。「個人の戦術、グループの戦術、チームの戦術があるが、しっかりと攻守においてお互いが目を合わせて、個人個人の戦いで遅れを少し取るのであれば、我々の特徴でもある2人目、3人目の守備で連動していこうと話しました」と、しっかりと感じたものに合わせて行く選択が必要になると強調した。
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