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「ただ、タイトルが欲しい」冨安健洋が持つプレミア優勝への思い、安定感抜群の最終ラインへ「僕もその一員になりたい」

超ワールドサッカー / 2024年5月10日 11時30分

アーセナルの日本代表DF冨安健洋が、プレミアリーグ優勝に向けて意気込みを語った。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えた。

2021年夏にアーセナルに加わった冨安。ミケル・アルテタ監督の下ですぐに信頼を勝ち得ることに。1年目は右サイドバックのレギュラーとしてプレーしていたが、シーズン終盤に負傷離脱。2年目は左サイドバックの控えがメインとなっていた中、またしてもシーズン中に離脱するなど、安定したパフォーマンスの一方でケガにも苦しむこととなった。

2年目も優勝争いをしていたが、シーズン終盤に冨安を含めてケガ人が相次ぎ失速。2位に終わった中、3年目の今シーズンは最後まで優勝を争っている状況だ。

今シーズンの冨安は左サイドバックでプレーすることに。シーズン当初はケガの影響で出遅れたが、徐々に出場時間を増やしポジションを確保。しかし、その矢先にまたしても負傷離脱。アジアカップ前に長期間不在となったが、アジアカップで復帰。しかし、そのアジアカップでも負傷してしまい、復帰が遅れた。

シーズン最終盤でやっと復帰した冨安は、直近の公式戦4試合連続で先発出場。チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン、リーグ戦のチェルシー、トッテナムとビッグマッチでも安定したプレーを見せている。

今季は残り2試合となったアーセナル。週末にはマンチェスター・ユナイテッドとの大一番が控えており、優勝のためには残り2連勝が必須。冨安は、最近の安定ぶりについてブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイス、フランス代表DFウィリアム・サリバ、元イングランド代表DFベン・ホワイトと最終ラインを共に形成する3名のプレーぶりが影響しているとした。

「2人のセンターバック、ガビとサリバはとても安定しています。そしてベンも同様です」

「彼らのおかげで、僕たちは何度もクリーンシートを達成できました。僕はその一員になりたいです。オールド・トラッフォードでも無失点を目指して頑張ります」

アウェイでの大事な試合。簡単なゲームになることはいつもないが、タイトルのためには勝利が必要。冨安は、なんとしてもプレミアリーグのタイトルを獲得したいと意気込んだ。

「勝ち点3を奪うのは難しい場所なので、簡単な試合ではないのは明らかです。でも、僕たちは自信を持っていますし、勝ち点3を獲得するつもりです」

「もしタイトルを獲得できれば、僕たちは幸せになるでしょう。他には何も入りません。ただ、タイトルが欲しいだけです」

「僕にとって、このタイトルレースに関わる機会はあまりなかったので、今回参加できるのがとても嬉しいです。目の前にチャンスがあるならば、それを掴みに行かなければなりません」

また、今シーズンも続いてしまった負傷離脱についても言及。アジアカップ後の負傷は、自身にとっても痛いものだったとした。

「アジアカップで負けた後はプレーしたかったので、(ケガは)僕にとって大変でした。アジアカップで負けた日本代表の選手たちはプレーしていましたし、僕もすぐにプレーしたかったです」

「でも、そういうこともあります。今はプレーできる状態なので、今がシーズンで最も重要な時期です」

「ピッチ上で満足していますし、チームに貢献できることを願っています。チームのために全力を尽くし、この瞬間を楽しむだけです」

残り2節で20年ぶりの優勝を掴めるか。ユナイテッド戦は、12日の24時30分にキックオフを迎える。

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