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「サッカーについて話すのは不可能」バイエルン指揮官らマクデブルクの悲劇知り大勝喜べず、試合後のクリスマスセレモニーも中止「平和が訪れることを願う」

超ワールドサッカー / 2024年12月21日 16時42分

写真:Getty Images

年内最終戦を大勝で飾ってウィンターブレークに入るバイエルンだが、試合当日にドイツ国内で起こった悲劇的な事件を受け、ヴァンサン・コンパニ監督らが複雑な心境を語った。クラブ公式サイトが伝えた。

20日、ブンデスリーガ第15節でRBライプツィヒとの上位対決に臨んだ首位バイエルン。前節のマインツ戦でリーグ戦初黒星を喫したなか、立ち直りを図った。

試合開始29秒、ドイツ代表MFジャマル・ムシアラが折り返しを押し込んだバイエルンだったが、1分後に追いつかれる立ち上がり。それでも25分、オーストリア代表MFコンラート・ライマーのボレーで勝ち越すと、ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒの強烈なロングシュートも決まり、2点リードで折り返す。

後半にはドイツ代表FWレロイ・サネ、カナダ代表DFアルフォンソ・デイビスが追加点。5-1の大勝を収めた。

上位対決を制して年内最終戦を終えたコンパニ監督だが、素直にこの勝利を喜べず。『ESPN』によると、試合の約1時間前、ドイツ・マクデブルクで開催されていたクリスマスマーケットに車が突っ込む事件が発生。意図的とみられており、少なくとも2人が死亡、60人が負傷。この悲劇を受け、バイエルンは急遽試合後に予定していたクリスマスセレモニーを中止する事態となっていた。

「実際、サッカーについて話すのは不可能だ。今はマクデブルクの人々のことを思っている。最優先すべきは、いつか平和が訪れることを願うことだ。今年も終わろうとしているが、来年は平和のために勝利を収めたい」

また、最高経営責任者(CEO)を務めるヤン・クリスティアン・ドレーゼン氏は、クリスマスセレモニー中止の経緯を説明している。

「試合中にマクデブルクの事件について知った。そのため、クリスマスセレモニーを中止することにした」

さらに、選手たちも複雑な心境を吐露。ドイツ代表MFトーマス・ミュラーは「試合後に知った。僕らはサッカーに集中し、完全にゾーンに入っている。そして時折、現実に向き合わされる」と述べ、イングランド代表FWハリー・ケインは「時にはサッカーよりも大切なことがある」とテロとみられる事件に触れた。

【動画】ムシアラの電光石火弾など5発 バイエルンvsライプツィヒ ハイライト


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